Lightroom用にMIDIコントローラーを買ってみました。
RAW現像用にMIDIコントローラーを買ってみた。
前にちょっとブログでも書いた通り、Lightroomにプラグインを入れるとMIDIコントローラーが使えるというのを知りました。
MIDIコントローラーというのはDTMをやる人が使っている、あのノブやらボタンやらスライダーやらが付いているアレです。
こんな感じの演奏をするのに使う楽器です。この機材を使って直感的にLightroomが操作出来るようになるみたいです。
そんなにたくさん写真を撮るわけでもないし、Lightroomで高度な現像するわけでもないくせに気になって調べていたら欲しくなって買ってしまったのでブログに書こうと思います。
これからLightroomにMIDIコントローラーを導入しようと考えている人の参考になれば幸いです。
LightroomでMIDIコントローラーが使えるというのを知ったのは、写真を趣味にしている人ならだいたい見たことあるであろうstudio9さんのブログです。
こちらの記事にとても分かりやすく解説されています。
MIDIコントローラーの相場なんて全然知りませんでしたが4,000円程度からあって、筐体が若干安っぽかったりするものの普通に使えるみたいです。
思った以上に安いので早速購入しようとしたら4,000円の物だと微妙に使いづらいところもあるみたいで、安物だからというわけではなく機材の仕様の問題でつまみが絶対値のモデルだと1枚目の写真を現像してから次の写真を現像しようとすると設定値がジャンプしてしまうみたいです。
そのことはこちらのteaさんのブログに分かりやすく解説されています。
この現象を回避できる、つまみが相対値のモデルだとBEHRINGER X-TOUCH MINIかArturia BEATSTEPが定番みたいです。MIDIコントローラーをLightroomに導入する際の注意点 https://photo-tea.com/p/17/lightroom-midi-con-attention/
相対値で設定出来るものの方が良いので上記の2機種で悩んだ結果、BEATSTEPにしました。
X-TOUCH MINIの方はすぐに手に入らなそうなのと、BEATSTEPの方がノブが多くて使いやすそうなので。
パッケージ裏面。DTMの知識が皆無なので何が書いてあるのかサッパリです。
保証書とドライバCDと簡易的な説明書が入っていました。
ドライバと説明書はArturiaのHPからダウンロードしました。
同梱物はUSBケーブルと変換ケーブル的な何か。
こちらが本体。思った以上にしっかりした作りで、重量も結構あります。
考えてみれば演奏中にパッドを叩いたりするのが本来の使い方だから当然ですね。
端子は左側にまとまっています。私はもちろんUSBしか使いません。
早速設定していきます。PCにつないでからドライバを起動して、ノブの設定を変更します。
本体の写真のノブの部分をクリックして、下の『Knob9』と書いてある所のOptionのタグの“Absolute”のところを・・・
“relative ♯1”に変更します。つまみの絵が消えました。これでノブの設定が相対値になりました。
次に、こちらからMIDI2LRをダウンロードします。
記事を書いている2018年5月16日現在の最新バージョンは2.8.1.0ですが、私の環境ではLightroomを起動してすぐにMIDI2LR強制終了してしまうというトラブルが起きたので2.6.0.14を使っています。
何かノブを回すと設定できるようになるので、そこを右クリックします。するとこんなダイアログが出てくるので、CC Message Typeのチェックを変更します。上のAbsoluteは絶対値で下の3つは相対値です。BEATSTEPではBinary offsetにチェックを入れればいいとのことだったので、Binary offsetにチェック。
下のResolutionというのはつまみの解像度です。数字が大きければより細かくなります。ここは好みで良いと思います。
あとは『ノブを動かすorパッドを押す』→『出てきた項目に機能を割り当てる』→『Resolutionの値を決める』という感じでどんどん割り当てていきます。(MIDI界隈ではアサインというらしいです。)
ここは英語でよくわからないのでこちらを参考にしながらアサインしていきました。
あーでもないこーでもないとやりながらアサインしていって、ようやく良い感じに決まったのでラベルライターでテープを作りました。クリックすれば拡大されます。
早速GWに撮影してきた写真を現像する時に使ってみましたが、感覚的にグリグリ編集できるのがかなり気持ちいいです。
今はまだコントローラーのラベルを見ながら編集していますが、慣れたらかなり便利になりそうです。
ただ、MIDIコントローラー云々よりもLightroomでの現像にすら慣れてないのでつまみの設定はまだ一考の余地があると思います。
Lightroomでの現像が感覚的且つ効率良くなって満足なのですが、1点だけ問題があります。
それが、私の環境だとたまにBEATSTEPの挙動がおかしくなってしまうことです。
例えば露出補正の時だと『ノブを右に回しても左に回しても+方向に補正されて、一定の所からは右に回しても左に回しても-方向に補正されてしまう』という現象が起きてしまいます。
ネットで調べても出てこなくて、LightroomとMIDI2LRのバージョンを変えたり、MIDI Control Centerの設定を見直してみたりしましたが根本的な解決方法は見つかっていません。何回かLightroomを再起動すると直るのでどうにかなっていますが解決したいです。
もう1点どうにかしたい点が、パッドを押した時の挙動です。
このパッドはベロシティと言ってパッドを押す時の強弱が判断できるようになっていて、ボタンではありません。なのでパッドを叩かないと反応しなくて、押しただけだとLEDは光るのに割り当てた機能は使えなくて地味に不便です。
設定でどうにかなるような気がするのでMIDI Control Centerをいじってみたのですがどこを触ったらいいのかわかりません。分かる方教えてください!
さて、このMIDIコントローラーの使い心地は私のようなLightroom初心者が使っても十分便利ですし、HSLとかトーンカーブもいじるような人ならもっと便利に使えることでしょう。
これから購入する人へのアドバイスは『相対値のノブものを選ぶ』ということです。
一度設定を絶対値にして使ってみましたが、連続して現像する時にかなりのストレスになります。たくさんの写真を現像する方は特に相対値のモデルにした方が後悔が無いと思います。
効率的かつ気持ちよくサクサク現像できるので気になる人は是非。
~追記~
nOb様からの情報でパッドを押した時の挙動が改善しました。
ProjectタブでPad Veiocity CurveをFullに変えるだけでLEDの点灯と同時に反応するようになりました。
全然分からなくて困っていたのでnOb様には本当に感謝です。ありがとうございました。
- 関連記事
-
- またまたまた、カメラバッグを買いました。 (2019/05/22)
- キヤノンからついにフルサイズミラーレスが発表されましたが・・・ (2018/09/16)
- ホココス 2018に行ってきました。 (2018/06/12)
- Lightroom用にMIDIコントローラーを買ってみました。 (2018/05/21)
- クロスフィルターを買ってみました。 (2017/12/07)
- 名古屋モーターショーに行ってきました。 (2017/12/03)
- SIGMA 35mm F1.4 DG HSM を買いました。 (2017/11/28)
- EOS 6D mark2を買いました。 (2017/11/25)
- コスサミの為に用意した物いろいろ。 (2017/08/20)
- 世界コスプレサミット2017に行ってきました。 (2017/08/15)
- 泣く泣く、Peak Design キャプチャーカメラクリップ購入。 (2017/07/18)
スポンサーサイト