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2017年9月に読んだ本まとめ。

2017年9月に読んだ本まとめ。

9月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2556
ナイス数:259

本屋さんのダイアナ本屋さんのダイアナ感想
キャバクラで働いている派手な母と2人暮らしのダイアナと編集者の父と落ち着いて家庭的な母と暮らす彩子の小学3年生から22歳までの成長の物語。柚木さんの書く少女の話だからもちろん面白かった!無い物ねだりで隣の芝生が必要以上に青く見えるのは自分も子供の頃あったなぁ。再会した『自分の呪いを自分で解けた』2人はきっとまた昔のように仲良くなれるでしょうし、武田くんを素直に見つめられるでしょう。ダブルヒロイン小説とのことですが、私的にはティアラも入れてトリプルヒロイン小説でした。
読了日:09月02日 著者:柚木 麻子
朝が来る朝が来る感想
不妊治療の末妊娠を諦めた夫婦と、望まない妊娠をした中学生の特別養子縁組の話。重い話だし、辛くなるところもありましたが、続きの気になる展開で飽きさせないので一気に読めたし面白かったです。これは希望のある終わりなのかな?その後が気になる終わり方でした。ひかりにもう少しの勇気があればもっと違った未来になっただろうから辛い。
読了日:09月04日 著者:辻村 深月
星の子星の子感想
病弱だった主人公、ちひろの原因不明の湿疹を治すために父親の同僚から「金星のめぐみ」という水を分けてもらったら湿疹が治ったことから両親が新興宗教にハマっていって…という話。読み始めはちひろが宗教を信じる親と仲違いになっていくのかと思ったらそうでもなく、かと言って両親のように盲目的に信じているわけでもなくて。ラストで3人同時に流れ星が見られないのはそういうことなのかな?いまいちちゃんと読めた感じがしないですが、やっぱり今村さんの本は読んでてぞわぞわする感じが好きです。
読了日:09月04日 著者:今村夏子
マウスマウス感想
他人の目を気にしすぎて人に嫌われないように演技を続ける主人公の律と、「人間はみんな攻撃してくるライオンに見え」て、世の中に適応するためにくるみ割り人形の「マリー」を演じる瀬里奈の2人の友情の話。村田さんの作品なのでどんな展開になるのかドキドキして読みましたが、クレイジー成分は薄め。正反対に見えるけど、奥底では似た2人の友情にほっこりしました。
読了日:09月05日 著者:村田 沙耶香
かわいそうだね?かわいそうだね?感想
表題作の『かわいそうだね?』の方は元カノが生活に困っているからって一緒に住まわせる隆大にも、彼女がいることを知ってて隆大に甘えるアキヨにも、「二人とも海外の生活が長いから文化の違いなんだ」と自分を騙して無理矢理納得する樹理恵にもイライラして読んだけど、最後の樹理恵のブチギレっぷりで全部さっぱり。『亜美ちゃんは美人』の方は、誰からも好かれる美人の亜美ちゃんは自分を好きでない人にしか惹かれない。それで崇志みたいなダメ男にひっかかったわけだけど、この先二人は苦労するだろうなぁ。
読了日:09月10日 著者:綿矢 りさ
ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険~)ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険~)感想
おもちゃ会社のプランナーで、仕事は出来るけど恋愛関係は経験が無くてファンシーな少女趣味の富田宝子の恋愛の物語にお仕事小説とミステリ要素が混ざった作品。宝子はそれ以外は十分魅力的なのにこじらせた片思いは読んでて焦れったいしもどかしかったけど、章ごとのちょっとしたミステリー要素で飽きずに読めた。もちろん西島と上手くいってほしいものの、このまま付き合っても絶対いい未来はないだろうと読み進めたら、ラストの吹っ切れっぷりで今までのもやもやがサッパリ解決。あの宝子なら“心と心で噛み合”って付き合えるでしょう。
読了日:09月14日 著者:柚木 麻子
武道館武道館感想
ラジオでもよくアイドルの話をしている朝井さんのアイドルがテーマの作品。アイドルである少女の苦悩や葛藤が書かれていてそこももちろん面白いですが、所々でネットでの個人攻撃を痛烈に批判してたり一部のアイドルファンを揶揄するような朝井節が読んでいて気持ちよかったです。朝井さんの本は桐島~、何者に続いて3作目で、(朝井さんには申し訳ないですが)正直小説作品よりエッセイやラジオの方が好きでしたが、この作品を読んで小説ももっと読んでみようと思いました。
読了日:09月17日 著者:朝井 リョウ
吉原手引草吉原手引草感想
江戸の吉原遊郭で葛城という花魁が失踪した事件を追っていく物語。一章ごとに内儀、見世番、番頭…と語り手が変わっていって徐々に謎が解けて物語が進んでいきます。タイトルに『手引書』とあるからガイドブック的なものだろうと予想はつきましたが、物語を読んでいたら自然と知識が身につくようになっているのは見事でした。直木賞受賞も納得でありんす。
読了日:09月23日 著者:松井 今朝子
劇場劇場感想
沙希ちゃんはめっちゃいい娘なのに永田がクズ過ぎてイライラした。でも根っからのクズでもなくて自意識過剰で不器用なだけで、その辺はもどかしくもあったけど沙希ちゃんはそんな永田に惹かれたんだからどうやっても上手くはいかない2人なんだろうなぁ。個人的には火花より読みやすいし好きでした。次は又吉さん本人と離れたテーマの作品が読みたい!
読了日:09月25日 著者:又吉 直樹
ざらざらざらざら感想
以前読んだパスタマシーンの幽霊が気に入ってまた川上さんの短編を読んでみました。どれもとても短い話で、私は一気に読んでしまいましたが1つの話を読んでから余韻に浸ってまた次の話を読むという読み方が合っている気がします。表題作である「ざらざら」はもちろん、「月火水木金土日」「椰子の実」が特に気に入りました。
読了日:09月30日 著者:川上 弘美

読書メーター

読書記録 2017 9月
もう11月になってしまいましたが、9月に読んだ本はこちらの10冊。

9月は今までも好きだった柚木麻子さんの作品を2作読みました。やっぱりどちらの作品もとても気に入って、これだけ当たりばっかの作家さんならもう全部読もう!ということで柚木さんの作品を全て揃えました。結果柚木さんの作品だけで積読が9冊増えましたが、読むのがとても楽しみです。
全作読もう!となった作家さんは西加奈子さん、森見登美彦さん、綿矢りささんに続いて4人目です。

9月に読んだ本で一番のお気に入りは又吉さんの『劇場』ですね。主人公永田の拗らせた強烈な自意識が読んでいて腹が立つし、もどかしいし、共感出来るところもある。心の奥底をかき回される感じは読んでいて心地よかったです。火花も劇場も良かったので3作目にもすごく期待しています。

9月には嬉しい発見がありまして、史上最年少で直木賞を受賞した朝井リョウさん。エッセイとラジオでの朝井さんは好きなんですが、今まで読んだ作品の『何者』と『桐島、部活やめるってよ』はそこまで好きじゃなかったんですね。それから朝井さんの作品は読んでいませんでしたが、ハロプロ好きな朝井さんが書いたアイドルの本という事で読んだ武道館がすごく気に入りました。アイドルというテーマでこんなに書ける作家は他にいないでしょう。直木賞受賞の実力があるんだから文章やプロットの上手さは文句ナシですし。これを読んでから朝井さんの作品がもっと読みたくなって、数冊購入しました。
9月に読んだ本は10冊で、何故か読書が捗った月でした。
10月もこの調子で!といきたい所ですが、これを書いているのは11月なので10月はあまり読めなかった事が分かっています。

無理に読んだ本全てに感想を書こうとするとつい億劫になってブログを書かなくなってしまうのでこれからは特に書くことが無ければ書かないことにします。感想は読書メーターの方に書いていますから。
まぁ、アクセス記録を見ると読書関係の記事は全然読まれていないのでどうでもいいのかもしれませんが。
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ジャンル : 小説・文学

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