2017年4月に読んだ本まとめ。

2017年4月に読んだ本まとめ。

読書メーターさんがまとめてくれた先月に読んだ本のまとめです。

4月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:1974ナイス数:141その手をにぎりたいその手をにぎりたい感想バブル全盛期に退職を機に東京から田舎に帰ろうとした青子が上司に連れて行かれた『すし静』で寿司職人の一ノ瀬の手に恋をして東京に残ることを決心。好景気の不増産業界に転職して…というところから始まる話。自分は経験していないバブルの時代の空気を感じられて、そんな狂った時代に翻弄される青子のこの先が気になってサクッと読了。今まで読んだ柚木さんの作品と違って女性同士のいざこざは少なめでしたが楽しく読めました。ちなみに、読むと間違いなくお寿司が食べたくなります。読了日:04月06日 著者:柚木 麻子
ビッチマグネットビッチマグネット感想最近お気に入りの舞城王太郎さんの作品3作目。家族がテーマの小説ということで、今まで読んだものほどぶっ飛んだ内容ではなかったけど、香緒里の友徳への愛情は自分から見たらぶっ飛んでたかな。姉弟愛というには行き過ぎているというか。相変わらず会話文のテンポとかは好きなのでどんどん舞城作品を読んでいこう。読了日:04月09日 著者:舞城 王太郎
晴天の迷いクジラ晴天の迷いクジラ感想窪美澄さんの本は『ふがいない僕は空を見た』が気に入ったのでタイトルが素敵なこの本も読んでみました。読み始めたものの、ただただ重い、暗い話でなかなか進みませんでしたが、4章に入ってからはグイグイ引き込まれました。雅晴の『絶対に死ぬな。生きてるだけでいいんだ』の一言に尽きる。彼女に振られて激務で鬱になっても、会社が倒産しても、家庭が息苦しくても、生きてれば良いことがある!3人も、クジラも生きる事を選んだんだからこれからの人生は上手くいくに違いない。読了日:04月17日 著者:窪 美澄
結婚相手は抽選で結婚相手は抽選で感想25から35歳の未婚者は抽選でお見合いをするという法案が可決。3回断ったらテロ撲滅隊行き。そんな法案が通っていざお見合いとなったらどこか癖のある人ばかりになるのは当然で、その人達の悩み、葛藤、かけひきがリアルで面白かった。こういう、価値観を揺さぶられる作品は大好きです。最終章の『それぞれの一年後』の後の世界が読んでみたい!読了日:04月21日 著者:垣谷 美雨
のはなしのはなし感想メルマガで連載されていたコラム82編。どれも面白かった!ちょっとした携帯で配信されていただけあってすき間時間に読むのにちょうどいい長さですが、思わず吹き出してしまう事が多々あるので外で読むのはあまりおすすめしません。原稿は750位上あるらしく、続きも出ているのでそちらも読んでみようと思います。読了日:04月23日 著者:伊集院 光
まる子だったまる子だった感想エッセイ3部作の2作目。本作もいつも通り面白かった。ノストラダムスの大予言とかあったなぁと思って奥付を見てみたら1997年の作品らしい。20年経っても面白いし、今から20年後に読んでも面白いであろうエッセイです。さて、次は『ももこの話』を読もう。読了日:04月24日 著者:さくら ももこ
すべて真夜中の恋人たちすべて真夜中の恋人たち感想不器用で生きることが下手な冬子の大人の恋の物語。ストーリーはもちろん言い回しや表現が素敵で美しく、気持ちよく読み進められました。人との関わり方が冬子ににている所のある私は聖の言葉にグサッとくるところがありました。聖みたいにとは言わないまでも、もうちょっと人に積極的にならないとなぁ。読了日:04月25日 著者:川上 未映子
ハコブネハコブネ感想セックスに嫌悪感を持つことから自分の性を疑うようになった里帆、必要以上に女性性を求める椿、性どころか生き物ということも超越して星の一部であると考える知佳子の『性』に関する葛藤の物語。完全に理解出来たわけではないので感想が書きづらいけど、村田さんの作品の“自分の価値観、考え方と全く違う角度から切り込まれる感じ”が大好き。読了日:04月28日 著者:村田 沙耶香
読書メーター
2017年4月 読書記録
先月に読んだ本は8冊でした。
2017年に入ってからハイペースで読んでいたのに、ここに来てちょっとペースが落ちてしまいましたが、約4日に1冊ペースと考えればまぁまぁでしょう。

先月に柚木さんの作品を2作読んで「やっぱり柚木麻子さん面白いわ」となった勢いで読んだ『その手をにぎりたい』こちらはスクールカーストは無くて女同士の世界のイザコザも少なめな作品で、私が読んできた柚木さんの作品のイメージとは違いましたが、やっぱり面白かったです。

次に舞城王太郎さんの『ビッチマグネット』家族がテーマの作品も、舞城さんが書くとこうなるのか・・・という作品。話の大筋よりも主人公の弟の友徳の彼女のあかりちゃんの行動が怖くて、それこそ柚木作品に出てきそうな。
こちらも今までの舞城作品と同じく、ちゃんと理解できなくて、それでもやっぱり文体とか読んでるのが心地いいのが好きで最近また舞城さんの作品買っちゃいました。

次に窪美澄さんの『晴天の迷いクジラ』4月に8冊しか読めなかったのはこの本が原因という作品。ここからネタバレ書きます。すごくざっくり内容を書くと、第一章である青年が超ブラックのデザインの会社で精神を病んで鬱になったところで会社が倒産してオーバードーズで死のうとする。第二章でその会社の社長が死のうとしたところを一章の青年に止められて、青年が咄嗟にニュースで流れてきた湾内に迷い込んだクジラを見てから死のう!と言って2人でクジラのいる街へ。(2章で社長の過去が語られるのですが、それも重いです)で、三章では幼い娘を亡くして、自分のせいだと自分を責める母親が次の子はそうならないようにと、必要以上にというか、病的に大切にされてきて家でをしてしまった少女が2人と出会って一緒にクジラを見に行くという話。
乱暴な言い方をすると死のうと思うまでの経緯がずっと書いてあるんですね。で、全然進まなくてこの本1冊読むのに1週間かかりました。最後まで読めばハッピーエンドでは無いですが、希望の見える終わり方でいい作品だったと思いますけどね。

そんな窪美澄さんの重い話を読んでるとこっちの気分も重くなるのでバランスを取るために軽めのエッセイも併読していました。安定のさくらももこさんのエッセイと、今回は伊集院光さんのエッセイ集も読んでみました。テレビやラジオの伊集院さん同様、エッセイも面白かったです。落語家さんだったからでしょうか?言葉の選択のセンスが素敵だと思います。読み終わってすぐに『のはなし に』も買いました。

あと、初読み作家さんの柿谷美雨さん『結婚相手は抽選で』感想は読書メーターに書いたことと同じですが、この発想が面白いですね。自分の価値観の外側から問題を投げられる感じが大好きです。同じシリーズ?の作品で『七十歳死亡法案、可決』というのもあるらしいので、そちらも読んでみたいです。

価値観を揺さぶられる作家さんといえば村田沙耶香さん。その村田さんの『ハコブネ』を読みました。里帆と知佳子の両方の視点から物語が進んでいくのですが、知佳子の価値観が独特で影響されたというか感銘を受けたというか。ちょっと違った視点を与えてくれました。

最後に川上未映子さんの『全て真夜中の恋人たち』3月に読んだ『乳と卵』が全く理解できなくてちょっと川上さんに苦手意識があったのですが、その前に読んだ『あこがれ』はそうでもなかったから・・・と、読んでみました。ストーリーは大人なのにじれったい、欲言えば純粋な恋の物語なのですが、読書メーターに書いた通りとにかく文章が綺麗。いつまでも読んでいたくなる本でした。ちなみに、読み終わってすぐに川上さんの『ヘブン』を買いました。
と、4月の読書はこんな感じでした。

余談ですが、読書メーターには“ナイス”という機能があって感想やつぶやきにナイスする事ができてナイスされると通知バーに表示されます。
“お気に入り”の人でない人がナイスする場合は大概同じ本を読んだ人なのでお返しにナイスするのですが、たまにとんでもなく上手なレビューを書かれている人からナイスが来るんですよね。そういうのを読むと「面白かったです。」(小並感)みたいな自分の感想が恥ずかしくて恥ずかしくて。
同じ本を読んでるのに、読んでる深さみたいなのが全然違うんですよね。そういうレビューを読むと自分も精進しようじゃないですけど、とりあえず慣れるために数を読んで、文字を追う以上の部分もちゃんと読めるように努力しないとなぁ。なんて思ったりして、ナイスもらったのに気分が落ち込んだりしますw

GWに入りましたが、ほぼ予定は無いので読書に励もうと思います。
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