2017年3月に読んだ本まとめ。

2017年3月に読んだ本まとめ。

読書メーターさんがまとめてくれた先月に読んだ本のまとめです。

3月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2554
ナイス数:176

おんぶにだっこおんぶにだっこ感想
さくらももこさんの幼年期の出来事が書かれたエッセイ。2歳半くらいのエピソードもあってまずその記憶力に驚きます。内容の方はいつもの笑える話よりも悩み、苦しみが書かれていて『上松君のランドセル』『松永君をぶった』等、読んでいて苦しくなるような物もありました。いつもとはテイストが違いますが、あとがきにあるように“言葉で表現しにくい大きな何かを与える作品”でした。
読了日:03月02日 著者:さくら ももこ
乳と卵乳と卵感想
川上さんの本は『あこがれ』の次で2作目。芥川賞受賞作のこちらを読んでみました。地の文と会話文がごちゃ混ぜになって改行もほとんど無くて一気に進む感じは好きでしたが、読解力不足でほとんど理解できませんでした。それでも純文学にはチャレンジしていくつもりなので再読したいリスト入りです。
読了日:03月05日 著者:川上 未映子
飲めば都飲めば都感想
出版社で文芸の編集者をしている都と周りの人達がお酒の席で失敗し続ける話。いや、もちろん文章も素晴らしいし都が幸せになっていく過程も楽しめる作品ですが、酒飲みが読むと「あー分かる!」や「いや、いくら何でもそれは…。でも泥酔したらあるか?」と自分の酒席での失敗談を思い出して笑ったり笑えなかったりで楽しめます。一章が2、30ページくらいで、ビール1杯飲みながら読むくらいがちょうどいいペースでした。あまり飲み過ぎると登場人物がごちゃごちゃになるのでおすすめしません。(体験談)
読了日:03月12日 著者:北村 薫
われ笑う、ゆえにわれありわれ笑う、ゆえにわれあり感想
東大卒、お茶の水女子大学教授で哲学者の土屋賢二さんが綴ったエッセイ集。“おもしろいエッセイ”で検索したらヒットしたので読んでみました。皮肉&屁理屈&詭弁のオンパレードで声を出して笑うくらい楽しく読めました。が、人を選ぶだろうとは思います。ひねくれ者の私的には大ヒットだったので、すぐに『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』も購入しました。読むのが楽しみです。
読了日:03月12日 著者:土屋 賢二
王妃の帰還王妃の帰還感想
私の好きなスクールカーストの話。きらびやかな最上層カーストで失脚して主人公の属する地味な最下層グループに転落した王妃。それによって地味グループのバランスが崩れて、どうにか王妃を元のグループへ戻そうと画策するのですが、一難去ってまた一難と目まぐるしく話が展開していくので続きが気になって一気に読みました。最終章の終わり方がちょっとなぁ…。と思ったらエピローグで全てが丸く収まって読後感もスッキリ。面白かった!
読了日:03月13日 著者:柚木 麻子
あのころあのころ感想
さくらももこさんの小学生時代のエッセイ三部作第一弾。いつも通り面白くて、笑って読めました。あとがきによるとこの本はパークハイアットにかんづめで書いたらしく、話が決まったらホテルが楽しみでマンガの原稿が遅れてしまったというエピソードが大人になってもやっぱり『さくらももこ』だな。と(笑)三部作の残り二作も買ってあるので読むのが楽しみです。
読了日:03月14日 著者:さくら ももこ
家族シアター家族シアター感想
家族がテーマの短編7編。家族のちょっとした物言いや態度にイライラして喧嘩。なんてことは誰でも身に覚えがあるだろうけど、やっぱり家族というものには特別な絆があるよなぁ。と改めて感じさせる作品でした。短編集だといつもは気に入った話、ハマらなかった話があるものですが、この7編はどれも素晴らしくて感動しました。さすが辻村深月さんですね。
読了日:03月15日 著者:辻村 深月
パーク・ライフパーク・ライフ感想
純文学にチャレンジしようと芥川賞受賞作をちょっとづつ読んでいるのですが、私には難しかったですね~。鬱屈した雰囲気の『flowers』よりはカラッと明るい『パーク・ライフ』の方が好みではありますが…。ちゃんと読めませんでした。再読したいリスト入りですね。
読了日:03月18日 著者:吉田 修一
終点のあの子終点のあの子感想
柚木麻子さんの初めての単行本作品。4篇の短編ですが、この頃からスクールカーストでの嫉妬や劣等感の描写が素晴らしい。さすが柚木さん。一番気に入ったのは『ふたりでいるのに無言で読書』で、夏休み中に仲良しになったところは微笑ましく読めて、このまま上手く終わるのかな?と思わせて安易にハッピーエンドにならない所がリアルで良かったです。あと、ビジュアル系バンドのGARASHA様はこの時からいるんですね。
読了日:03月22日 著者:柚木 麻子
ふがいない僕は空を見たふがいない僕は空を見た感想
初めての窪美澄さんの作品。5篇の連作短編で、最初の「ミクマリ」はR-18文学賞を受賞した作品なだけあって性描写が多くて、次の「世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸」も同様だったので最後までこんな感じなのかな?と思いつつ読み進めたら「2035年のオーガズム」からやっと雰囲気を掴んで、前の2編を軽く読み返してから最後までは一気に読み。読み終わってみたら「性」と「生」を書いた傑作でした。最初の方だけ読んで止めなくて良かった。
読了日:03月26日 著者:窪 美澄
好き好き大好き超愛してる。好き好き大好き超愛してる。感想
舞城さんの作品は2作目。阿修羅ガールを読んで気に入ったのでタイトルに惹かれたこちらを読んでみました。どう感想を書いたらいいのか分からない、話の内容もイラストも、とにかくぶっ飛んだ作品でした。入り込んで読んでると、何がなんだか分からなくなって酩酊しているみたいになってきます。普通なら疲れてしまいそうなところが文章が上手だからどんどん読める。とんでもない恋愛小説でした。余談ですが、表題作とドリル・ホール・マイ・ブレインで紙もフォントも違って巻末に書体と用紙が書いてあるというのは初めて見ました。
読了日:03月29日 著者:舞城 王太郎

読書メーター

先月に読んだ本は11冊でした。
今月に読んだ中でのお気に入りは土屋賢二さんの『われ笑う、ゆえにわれあり』ですね。
エッセイなのですが、皮肉&屁理屈&詭弁のオンパレードで頭がいい人が書いたアホな文章が大好物な私には大ヒットでした。読み始めてすぐに「これは面白い!!」となったので、すぐに『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』も購入しました。

柚木麻子さんの作品は『ナイルパーチの女子会』で衝撃を受けて大好きな作家さんのひとり。今月読んだ2冊『王妃の帰還』『終点のあの子』どちらもとても楽しかったです。やっぱり自分はスクールカーストの話が好きで、中でも柚木さんの書く話は大好きです。柚木さんの作品も最近2冊ほど購入して積んであります。

次も大好きな作家さんのひとりである辻村深月さんの『家族シアター』辻村さんの作品を読むのは8作目。『ハケンアニメ』みたいなお仕事小説も『ツナグ』みたいな感動する話も『きのうの影踏み』みたいな怖い話もどれも面白くて作品の幅が凄いです。この作品は家族にまつわる短編集なのですが、近いからこそイラッと来たり、言えなかったり家族という関係ならではの人情の機微の描写が素晴らしいです。ハズレ無しの短編集ですが、私は『孫と誕生会』という話が特に気に入りました。おじいちゃんがカッコ良すぎるので是非読んでほしいです。

次は最近のお気に入り舞城王太郎さんの『好き好き大好き超愛してる。』何と感想を書いたら良いのかわからない小説なのですが、理解するのを諦めてただただ読んでるとぶっ飛んだ内容が映像化されてふわふわしたまま読み終える感じで、こんな作品は初めてでした。人を選びそうではありますが、ハマると凄い話です。ちなみに舞城さんの作品はこの後さらに1冊読んで1冊積んでます。

朝井リョウさんの作品は『何者』と『桐島、部活やめるってよ』しか読んでないのですがエッセイとラジオが面白くて好きな作家さんです。その朝井さんの同期に柚木麻子と窪美澄さんがいて、お互いを「内側を向いて円陣を組んでいるのではなく、背中合わせで銃を構えている」という話をテレビで見て、窪美澄さんの作品だけ読んだことが無かったので読んでみました。
R-18文学賞を受賞した作品なので最初は性描写が多くてちょっと辟易して読むペースが落ちましたが、投げずに読んだらいい作品でした。これ、最初で投げた人多そうなので勿体無い感じがしました。

最後に今年の目標「純文学にチャレンジしよう」の一環で今月も芥川賞受賞作を2冊読みました。川上未映子さんの『乳と卵』と吉田修一さんの『パーク・ライフ』です。
ちなみにどちらもちゃんと理解できなくて、ちょっと心が折れそうですが純文学には果敢にチャレンジしていこうと思います。

余談ですが、読書メーターがリニューアルしてからこのブログでも使ってる今読んでる本と最近読んだ本が表示されるブログパーツが無くなっちゃったんですね。空いたスペースをどうしようか。
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