2016年に読んだ本まとめ。

2016年に読んだ本まとめ。

読書メーターに登録してから1月6日現在で537日。
初めて1月1日から12月31日の1年間を迎えたので読書メーターさんがまとめてくれたまとめを載せつつ一年を振り返ってみようと思います。

2016年読書記録 グラフ
まずは前回の記事で書いた通り、10月・11月はゼロで旅行に行った5月も1冊しか読んでないですね。というわけで、目標100冊に対して61冊という体たらくぶり。
でもまぁ、文部科学省によると日本人は年間で平均12,13冊の本を読むらしいいので平均は大幅に越えてるし・・・と言うことでお茶を濁して、昨年読んだ本を振り返ってみます。

2016年の読書メーター
読んだ本の数:61冊
読んだページ数:16722ページ
ナイス数:1440ナイス

窓の魚窓の魚感想
西さんの本はもう10冊目くらいかな?だけど、今まで読んできたのとはちょっと違った作品だった。なんだかふわふわしたままアキオの章まで読み進めて行ったらそこからは一気に読了。登場人物全員闇が深い。世界観も暗い。ラストもかなりもやもやして、読了感も良くない。では面白くなかったのかと言われると、すごく面白かった。ただ、初めて西さんの作品を読むという人にはオススメしないかも。
読了日:1月9日 著者:西加奈子
きのうの影踏み (幽BOOKS)きのうの影踏み (幽BOOKS)感想
辻村深月さんの本は3冊目ですが、全部雰囲気が違います。たまたま自分が読んできたものがそうなのかな?この本は思った以上に怖かったです。どの話も読んでゾッとするものでした。『ナマハゲと私』『噂地図』『殺したもの』は特に印象に残りました。
読了日:1月11日 著者:辻村深月
神去なあなあ日常神去なあなあ日常感想
三浦しをんさんの作品2作目。面白かった。中村清一班の皆も、村の人たちも、犬のノコも登場人物全員素敵。読んでいてほっこりしました。神去村の「なあなあ」精神、いいですね。次は夜話を読んでみようと思います。
読了日:1月15日 著者:三浦しをん
鴨川ホルモー鴨川ホルモー感想
初めての万城目学さんの本。想像していたものとは違ったけど面白かった!読みやすい文章だし先が気になるしで、ほぼ一気に読了。オニを使って、負けたら「ホルモオオオオオーッッ」と叫ぶなんていう競技、どうしたら思いつくんでしょうね。万城目さんの他の作品も読んでみたくなりました。とりあえず『ホルモー六景』かな。
読了日:1月17日 著者:万城目学
号泣する準備はできていた号泣する準備はできていた感想
初めての江國香織さんの作品。12の短編集ですが、ふわふわしたまま読了。正直、ちょっと理解出来ない話も多く、この本を読むにはまだ自分が子供過ぎたかな?という感じです。12の物語の中で『熱帯夜』と『どこでもない場所』が気に入りました。
読了日:1月18日 著者:江國香織
神去なあなあ夜話神去なあなあ夜話感想
なあなあ日常の続編。相変わらず面白かった!最初はあんなに山での仕事を嫌がっていた勇気くんもすっかり神去村に馴染んでたくましくなって。勇気くんの成長も然ることながら、まさかの繁ばあちゃんの成長にも驚き。
読了日:1月20日 著者:三浦しをん
オーダーメイド殺人クラブオーダーメイド殺人クラブ感想
読んでいて結末が気になってしょうがない素晴らしい中二病小説だった。いや、恋愛小説かな?自分がスクールカーストとか、学校内でのヒエラルキー、家族等、狭い世界が全てで生きていた中学生の時に読むときっと感じ方が違っただろうと思うので、今の中学生に是非読んでもらいたい。
読了日:1月24日 著者:辻村深月
まほろ駅前多田便利軒まほろ駅前多田便利軒感想
最近、三浦しをんさんがお気に入りなので直木賞受賞のこの作品を読んでみました。まほろ市の人々も多田も行天も出てくるキャラクターがみんないい。ますます三浦しをんさんが好きになりました。番外地、協奏曲も読んでみようと思います。
読了日:1月25日 著者:三浦しをん
恋文の技術恋文の技術感想
森見登美彦さんの作品は2作目。書簡体小説というのは初めて読みましたが、森見さんのユーモアあふれる短い文章の連続なので4コマ漫画を読んでいるような気分で読めました。この作品も前に読んだ作品も大好きで、すっかり森見登美彦ファンになりました。他の作品も読みたいと思います。
読了日:1月31日 著者:森見登美彦
まほろ駅前番外地まほろ駅前番外地感想
前作に出てきた人たちの番外編的なものでしたが、今回も楽しく読めました。多田に好きな人が出来たり行天の意外な一面が見えたりと、先が気になる終わり方でしたがそのあたりは狂騒曲で明らかになるのかな?楽しみです。
読了日:2月4日 著者:三浦しをん
開運修業開運修業感想
名前だけは知っていたのですが、どういう人なのか全然知らなかった辛酸なめ子さん。先日、テレビで見たら面白い感性の持ち主だと思ったので本も手にとってみました。いかにも怪しげなスピリチュアル系イベントに行った感想が書かれているのですが、いい感じに皮肉が効いて読んでいて面白かったです。とても気に入ったので別の作品も読んでみようと思います。
読了日:2月7日 著者:辛酸なめ子
宵山万華鏡宵山万華鏡感想
森見さんの作品は3作目だけど、これは今まで読んできたのとは雰囲気が違って不思議な話だった。世界観に入るまでは時間がかかったけど、この世界にどっぷりハマると心地いいです。再読したらもっと楽しめそう。残念だったのは、いつか行きたいと思っていた宵山に行くのが怖くなってしまったことです。
読了日:2月7日 著者:森見登美彦
ぬけまいるぬけまいる感想
初めて読む朝井まかてさんの作品。幼なじみの女3人で江戸から伊勢への珍道中。現代なら新幹線と特急を乗り継いで3時間ちょっとですが、これは江戸後期の話。基本は徒歩なので膨大な時間がかかります。長い旅の最中には楽しく買い物をしたと思ったら詐欺にあって旅費を稼いだり、恋をしたり・・・。と、飽きさせないのでテンポよく読めました。朝井まかてさんの別の作品も読んでみようと思います。
読了日:2月14日 著者:朝井まかて
ダイオウイカは知らないでしょうダイオウイカは知らないでしょう感想
西さんのファンなので読んでみました。短歌という物を全然知らなかったですが、同じお題でもここまで個性が出るものかと。せきしろさんはこの本で初めて知りましたが、面白い感性をお持ちの方ですね。又吉さんと何か本を出していたと思うのでそちらも読んでみたくなりました。それと、他のも方もおっしゃっている通り、読んだら短歌に興味のなかった人も自分で詠みたくなるでしょう。
読了日:2月23日 著者:西加奈子,せきしろ
辛酸なめ子の現代社会学辛酸なめ子の現代社会学感想
辛酸なめ子さん2冊目。時事ネタが多いので「あぁ、あったなぁ」という感想になってしまうものもありましたが、皮肉&風刺が効いていて楽しく読めました。この視点と感性は素晴らしい。絵も決して上手ではないのにクセになる。別の作品も読みたいです。
読了日:2月24日 著者:辛酸なめ子
植物図鑑植物図鑑感想
植物図鑑というタイトルで恋愛小説。所謂園芸種の花に引っ掛けた話なのかと思ったら(雑草と言われるような)山菜が主役で、いい意味で期待を裏切られました。物語はあまーい恋愛小説。イツキとさやかの恋愛話もいいのですが、作中に登場する山菜料理に興味津々。本当の植物図鑑を読んでみたくなりました。
読了日:2月25日 著者:有川浩
四畳半神話大系四畳半神話大系感想
大学入学時に選んだサークルによって話が展開していくパラレルワールドもの。森見さんの本は4冊目ですが、独特の文体、小難しい言葉を使ったアホな台詞の言い回しが素晴らしくて読んでいて本当に楽かったです。何か大きな選択を迫られている時に読むと「どれを選んでもそんなに変わらないかも」と思えると同時に、なんか馬鹿らしくなって「もうどうでもいいや~」ってなれると思うのでオススメ?です。
読了日:3月5日 著者:森見登美彦
神様のボート神様のボート感想
成長とともに変わっていく草子と変わらない葉子。自分が『骨ごと溶けるような恋』をしたことが無いからなのか、葉子の行動は理解出来なかった。親のあまりにも身勝手な理由の引っ越しに付き合わされ続けた草子が、よくあんな親思いなに真っ直ぐな子に育ったと思う。話の内容とは関係ないが土地の描写が素晴らしくて、無駄に引っ越ししたくなった。
読了日:3月6日 著者:江國香織
ミッキーかしましミッキーかしまし感想
大好きな西加奈子さんのエッセイ。初のエッセイとのことで今と比べるとちょっと固い感じはしたものの、やっぱり面白かった。もう10年近く前の本ですが、この頃からさすがの感性です。どれも面白かったですが、一番のお気に入りは『人のカゴん中』です。
読了日:3月11日 著者:西加奈子
ホルモー六景ホルモー六景感想
鴨川ホルモーのスピンオフ作品。今回はホルモーでの戦いはほぼ無くて、前作の登場人物の話。6話とも面白かったけど『長持の恋』が一番良かった。最後は免許をとってドライブで行った琵琶湖で何かを見つけるのかと思ったら、まさかそういうことだったとは。万城目さんの他の作品も読んでみたくなりましたが、とりあえず青空文庫で梶井基次郎の檸檬を読んでみようと思います。
読了日:3月12日 著者:万城目学
オロロ畑でつかまえてオロロ畑でつかまえて感想
初めての荻原浩さんの作品。サクッと読めました。読みやすかったし、なんだかんだでハッピーエンドで読後感も良かったです。脇坂さんのところなど、ちょっと展開がご都合主義的なところもありましたが、全体で見ればこの方がいいのかもしれません。微妙にひと癖あるキャラクター達も素敵でした。
読了日:3月13日 著者:荻原浩
太陽の塔太陽の塔感想
京都が舞台で主人公がダメな大学生の森見登美彦作品なら面白くないわけがない!と読んでみましたが、やっぱり面白かった!主人公と友人のひねくれた会話は読んでると笑えるし、共感出来ちゃダメだ!と思いつつ共感できたり。でも、現実にこんな人が近くにいたら友達にはならないかな。
読了日:3月20日 著者:森見登美彦
まく子 (福音館の単行本)まく子 (福音館の単行本)感想
大好きな西さんの新作。「まく子」が主人公の話なのかと思って読み始めたら、まく子ってそういうこと!?コズエは自分でそう思い込んじゃった子かと思ったらまさか最後があんなSF的な展開になるとは。今までの西作品っぽくなくて驚きました。でも登場人物たちはいつも通りみんな個性的で素敵。大人になるのが嫌な少年の気持ちの描写が秀逸すぎて、西さんは小さい頃少年だったのかな?と思えるほどでした。笑
読了日:3月24日 著者:西加奈子
厄除開運人生厄除開運人生感想
辛酸なめ子さんが体験したあらゆる厄除けのリポートが書かれた本。入りすぎずに一歩引いて、かと言って全く信じていないわけでもないちょうどいい按配な書き方でなのでそこまでスピリチュアル的なものに興味のない私でも楽しく読めました。ちょっと行ってみたい場所や試したいこともあったで、厄年ではないですが開運のつもりで試してみようかと思います。
読了日:3月28日 著者:辛酸なめ子
八日目の蝉八日目の蝉感想
初めての角田光代さんの作品。誘拐は絶対悪いことだけど、希和子に感情移入してしまって読んでて辛くなった。せめて恵理菜には幸せになってもらいたい。
読了日:3月29日 著者:角田光代
リトル・バイ・リトルリトル・バイ・リトル感想
初めての島本理生さんの作品。十代後半の少女の日常が淡々と描かれています。ただそれだけなのですが、読んでいて心地の良い作品でした。島本さんの他の作品はもちろん『The End of the World』も読んでみたくなりました。
読了日:3月30日 著者:島本理生
鹿男あをによし鹿男あをによし感想
鴨川ホルモー、ホルモー六景を読んで万城目さんの他の作品も読んでみようと読んでみました。一章、二章を読んでいる時はあれ?と思ったが、三章の真ん中辺りから面白くなってきて一気に読了。リチャードにはちょうどいいくらいの仕返しで溜飲が下がり、マドンナと重さんもこれから上手くいく感じで、堀田のために先生のとった行動はカッコ良かったし、堀田のお返しにもほっこりした。何もかもがハッピーエンドで読後感も良かったです。次は『しゅららぼん』かな。
読了日:4月5日 著者:万城目学
桐島、部活やめるってよ桐島、部活やめるってよ感想
『桐島、部活やめるってよ』インパクトのあるタイトルで存在は知っていたけど読んだことが無かった作品。いざ読んでみたら、まさか『桐島』が登場しないとは。スクールカーストとか、狭い世界の事が全てだった時代を思い出してちょっと懐かしくなりました。私のようなおじさんではなく、学生さんが読んだら違う読み方になるんだろうなと思います。私は実果の話が一番グッときました。
読了日:4月9日 著者:朝井リョウ
ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ感想
森見さんの作品だけどアホな大学生ではなくて、ませた小学生が主人公の話。結構ぶっ飛んだ内容で初めのうちは話についていくのでいっぱいでしたが、世界観を理解すると一気にハマりました。言葉の選び方や文体は森見さんらしくて素晴らしいです。アオヤマくんには他の森見作品に出てくるようなダメ学生にならずに日々研究を重ねて立派な大人になって再会したお姉さんに成長した姿を見せて上げてほしいですね。
読了日:4月16日 著者:森見登美彦
パスタマシーンの幽霊パスタマシーンの幽霊感想
初めての川上弘美さんの作品。読みやすくて、まったり、ゆったり読めました。誠子さんと山口さんの話『ナツツバキ』『庭のくちぶえ』『ゴーヤの育てかた』と『ブイヤベースとブーリード』は特に気に入りました。楽しかったので川上さんの他の作品も読んでみようと思います。
読了日:4月17日 著者:川上弘美
光感想
三浦しをんさんの作品は舟を編む、神去なあなあ日常、多田便利軒シリーズを読んでいますが、この作品は今まで読んだものと全く違う作品でした。ただただ暗い、救いのない話です。あまり好きではないので途中で読むのをやめようかとも思いましたが、結局最後まで読んだのはしをんさんの文章力のおかげです。次は明るい話が読んでみたいです。
読了日:4月24日 著者:三浦しをん
あこがれあこがれ感想
初めての川上未映子さんの作品。最近、偶然ですが小学生が主人公の話をよく読んでいます。川上未映子さんの書く小学生は子供らしい、純粋で真っ直ぐな子たちでした。ミス・アイスサンドイッチが気になる麦君、偶然お父さんの過去を知ってしまってショックを受けるヘガティー。読んでてほんわか&ときめきました。川上さんの別の作品も詠んでみたいです。アルパチーノ。
読了日:4月30日 著者:川上未映子
江ノ島西浦写真館江ノ島西浦写真館感想
ビブリア古書堂の事件手帖が好きで、三上延さんの初めての単行本ということで購入。ミステリはあまり読まないのですが、ビブリア同様ワクワクして読めました。エピローグも上手くて続きが楽しみです。
読了日:5月3日 著者:三上延
蛇を踏む蛇を踏む感想
川上弘美さんの本はパスタマシーンの幽霊から2冊目。芥川賞受賞作品ということで読んでみましたが、ただ字を追っただけという感じで全く読めませんでした。難しい!いつか再チャレンジしたいリスト入りです。
読了日:6月5日 著者:川上弘美
四畳半王国見聞録四畳半王国見聞録感想
この前に読んだ本が難解すぎて疲れたので、次は軽い作品をと読んでみました。阿保な学生の阿保な話を期待して読んだら予想以上に阿保が出てきて大満足。どの話も阿保らしくて面白かったですが、蝸牛の角が一番気に入りました。
読了日:6月8日 著者:森見登美彦
本日は大安なり本日は大安なり感想
登場人物が多くて最初は戸惑いましたが、中盤くらいで話が飲み込めてきたところからの盛り上がりが凄かった。4組のカップルが出てくるのですが、その中の1組はハッピーエンドは無いなという展開だったのですが、最後の最後でどうにかなって無事全ての話がハッピーエンドで良かった。エピローグも良くて読後感は最高。
読了日:6月12日 著者:辻村深月
プリンセス・トヨトミプリンセス・トヨトミ感想
万城目さんの本はホルモー、六景、鹿男の次のこれで4冊目。今まで読んできたものと同じく奇想天外な話ではありますが、これが実話だったとしても愛知県民の私は知り得ないんですよね。今までに会った大阪の方も実は大阪国民で、この秘密を知っていたら…とか考えるとなんだかゾクゾクします。こういう地域に密着した話を読むといつも影響されてその土地に行きたくなるので、大阪に行きたくてたまらなくなりました。
読了日:6月17日 著者:万城目学
夜を乗り越える(小学館よしもと新書)夜を乗り越える(小学館よしもと新書)感想
「なぜ本を読むのか?」たまに本を読まない人からそう尋ねられますが「好きだから」「面白いから」以外に上手く言えなかったことが的確に書かれていました。今度からそう尋ねられたらこの本を渡そうかな。まぁ、聞いてくる人は本を読まない人だから意味ないんですけど。第2図書係補佐を読んだ時も感じましたが、又吉さんは本当に本が好きなんだなぁと感じました。そんな又吉さんの勧める本はついつい読んでみたくなる。純文学はちょっと苦手意識がありますが、青空文庫ででも読んでみようかなと思わせます。
読了日:6月25日 著者:又吉直樹
うつくしい人うつくしい人感想
他人からどう思われているか気にしすぎる主人公、百合。百合ほどではないけど自分も自意識過剰な所があるので読んでいてモヤモヤというか、痛いところを突かれる所があって、自分が落ち込んでいる時に読むとさらに落ち込みそう。登場人物がみんな素敵だし、ビールが飲みたくなるのはいつもの西作品と同じでした。
読了日:6月28日 著者:西加奈子
蛇行する川のほとり蛇行する川のほとり感想
初めての恩田陸さんの作品。ミステリー的要素は少なめで、少女たちのひと夏を描いた作品。夏の雰囲気と、少女期の終わりの描き方が秀逸でした。
読了日:7月1日 著者:恩田陸
まほろ駅前狂騒曲まほろ駅前狂騒曲感想
まほろシリーズの3作目。今までの登場人物ががほぼ全員集合で色々な事件が合わさってハチャメチャな展開。結構厚い本ですが相変わらず多田と行天の掛け合いも楽しいし、テンポが良いしでサクサク読めました。シリーズはこれで終わりかな?と思いますが、まさに大団円といった感じで読後感も最高でした。もしも続くなら今度は行天探偵事務所の話が読んでみたいかも。
読了日:7月3日 著者:三浦しをん
きつねのはなしきつねのはなし感想
阿呆が出てこない森見登美彦さんの作品。京都が舞台の不気味で不思議な話です。4つの話の中では表題作の『きつねのはなし』が一番気に入りました。宵山万華鏡よりもさらに怪談寄りで夏にピッタリの本でした。
読了日:7月10日 著者:森見登美彦
星間商事株式会社社史編纂室星間商事株式会社社史編纂室感想
『舟を編む』的な話かと思って読み始めたら、仕事、恋愛、謎解き、オタク、BLと、色んな要素てんこもりで続きは気になるしテンポも良いしで一気に読了。他の三浦しをんさんの作品同様どのキャラクターも素敵。矢田とみっこちゃん、幸代と洋平も上手くいって、美咲も同人の世界に帰ってきてハッピーエンドで読後感も良い。しいて言えば柳沢専務の反応も見てみたかったかも。
読了日:7月11日 著者:三浦しをん
美女と竹林美女と竹林感想
どこかで「エッセイ」的な物だと書いてあったのを見て読み始めたら、なんだこれ!?妄想だらけの妄想日記でした。話が進みそうで何も進展しない。竹林を伐採していくのかと思ったら結局なんだかんだ理由をつけて行かない。何とも不思議な話ですが、間違いなくオモチロイです。すごく笑えます。ただ、結構好き嫌いが分かれると思いますので初めて森見さんの作品を読むという人にはあまりオススメしません。
読了日:7月19日 著者:森見登美彦
楽園のカンヴァス楽園のカンヴァス感想
アートミステリーとのことですが、美術や絵画の知識は全くなくて作中に出てくる作品も分からないので画像検索しながら読みましたがそんな私にもとても楽しめる作品でした。物語の『夢を見た』の先も気になるし、絵の『夢を見た』行方も気になるし、ティムと織絵の関係も気になるしでドキドキしっぱなしでした。そして影響されやすい私は、早速美術館に行ってみたくなりました。
読了日:7月26日 著者:原田マハ
和菓子のアン和菓子のアン感想
和菓子屋さんが舞台の話ですが、下町の老舗和菓子店ではなくデパ地下の和菓子屋さんの話で意外でした。主人公のアンも一緒に働く人達も素敵な人ばかりだし、ちょっとした謎解き要素もあって楽しく読めました。初めての坂木さんの作品でしたが楽しかったので別の作品も読んでみようと思います。とりあえずアンと青春でも。
読了日:7月31日 著者:坂木司
有頂天家族有頂天家族感想
阿呆な大学生ではなく、阿呆な狸の物語。主人公が狸なことは知っていたので、ちょっとファンタジー過ぎるかな?と敬遠していたのを後悔。相変わらず阿呆でオモチロイ森見ワールド全開の話。しかも、笑えるだけではなく最終章では家族愛にホロリときました。続編ももちろん読みますが、アニメも見てみようかと思います。
読了日:8月27日 著者:森見登美彦
しろいろの街の、その骨の体温のしろいろの街の、その骨の体温の感想
芥川賞受賞ということで、以前からタイトルが気になっていたこの作品を読んでみました。初めての村田沙耶香さん。最初はあまり話に入れませんでしたが結佳が中学生になってからはどうなってしまうのか気になってサクサク読めました。救いのない最後になるのかな?とも思いましたがそうでもなくて読後感もまずまず。伊吹が良い奴で良かった。そして、信子ちゃんがカッコ良すぎた。スクールカーストの話を読んでたら「桐島、部活…」を再読してみたくなりました。
読了日:8月31日 著者:村田沙耶香
森見登美彦の京都ぐるぐる案内森見登美彦の京都ぐるぐる案内感想
森見さんの作品に出てくる京都の名所が載ったガイドブック。森見登美彦さんの作品は大好きでよく読むのですが、京都へは数えるほどしか行ったことがなくて『鴨川デルタ』『先斗町』など地名を読んでもピンと来ません。そんな私にはピッタリの本で、もっと早くに読んでおけば良かったです。京都に行くときはこの本を片手に聖地巡礼したいと思います。2本の随筆ももちろん面白かったです。
読了日:8月31日 著者:森見登美彦
白いしるし白いしるし感想
恋愛物だと知っていて読みましたが、まさかこんなに全力の恋の話とは。ここまで全身全霊をかけた恋、自分はしたこと無いしすることも無いだろうな。西さんの作品はどれも「生きる」という事を強く意識されられて大好き。
読了日:9月11日 著者:西加奈子
天国旅行天国旅行感想
心中がテーマの短編7作品。どうやったって暗い話ばかりだろうと思って読んだら『初盆の客』のようなほっこりする話もあったりして、さすが三浦しをんさんという感じ。私は『遺言』と『星くずドライブ』が気に入りました。 
読了日:9月17日 著者:三浦しをん
永遠の0 (ゼロ)永遠の0 (ゼロ)感想
百田尚樹さんの作品は初です。戦争、神風特攻隊の話なので読んでいて辛くなるところもありますが、12章で明かされる真実に号泣。戦争という極限状態を通して命の大切さや愛を説いている素晴らしい小説でした。映画とドラマの方も是非見てみたいです。
読了日:9月22日 著者:百田尚樹
偉大なる、しゅららぼん偉大なる、しゅららぼん感想
ホルモー、六景、鹿男に続いて4冊目の万城目さんの本。『しゅららぼん』ホルモーもそうでしたが、よくこんなものを思いつくなと。今回も万城目ワールド全開でファンタジーは若干苦手な私も物語の世界に入り込んでからは一気に読み進めました。どのキャラも素敵ですが、最初は気に入らなかった棗がカッコ良すぎでした。
読了日:9月29日 著者:万城目学
私にふさわしいホテル私にふさわしいホテル感想
柚木麻子さんの本はナイルパーチの女子会に続いて2冊目。新人作家が手段を選ばず文壇をのし上がっていくという作品ですが、主人公、編集者、ライバル作家等それぞれの視点で話が進んでいくのでテンポよく読めて一気に読了。一言で感想を言うと『陳腐でダサい』ですがナイルパーチの時と同じく「女は怖い」です。
読了日:9月30日 著者:柚木麻子
i(アイ)i(アイ)感想
やっぱり西さんは凄い。3.11の時に自分の感じた感情が見事描写されてた。そして、THE YELLOW MONKEYのJAMの“外国で飛行機が墜ちました ニュースキャスターは嬉しそうに「乗客に日本人はいませんでした」僕は何を思えばいいんだろう”という歌詞を思い出しました。上手く感想を書けないけど、とにかく素晴らしい話だった。帯の通り「この世界に絶対に存在しなければならない。」と思う。
読了日:12月12日 著者:西加奈子
あひるあひる感想
書店の『読書芸人で紹介された本の特設コーナー』にあったので何となく手にとって面白そうだったので購入。文章は平易で読みやすいのでサクッと読了。今村さんの本は初めてですが、これはどう読んだらいいのか。怖いのとは違うんだけど、ぞくぞくというかざわざわというか薄ら寒い感じでした。こういう話を読んだのは初めてで、なんだかふわっとした不思議な読後感。こちらあみ子も読んでみようかな。
読了日:12月12日 著者:今村夏子
コンビニ人間コンビニ人間感想
芥川賞受賞作は好きな作品と苦手な作品の差が大きいけど、この作品は大当たりだった。「人間である以上にコンビニ店員」である恵子は確かにムラ社会的な目で見れば白羽の言うとおり狂ってるだろうけど、不本意ながら結構共感出来た。村田さんの本は『しろいろ街の、その骨の体温の』の次で2冊目ですが、独特の視点が気に入ってすっかりファンになりました。
読了日:12月15日 著者:村田沙耶香
阪急電車阪急電車感想
阪急電鉄今津線を舞台にした短編集。各章ごとに変わっていく視点の絡め方が素晴らしい。一章は短い話なので、持ち歩いて空いた時間にちょっとづつ読もうかな?なんて思っていましたが結局家で一気読み。登場人物みんな素敵ですが、私は時江おばあちゃんが大好きで翔子と時江の話が一番のお気に入りです。笑えるし、キュンとするし、スッキリもするし、万人に勧められる楽しい話でした。
読了日:12月18日 著者:有川浩
異類婚姻譚異類婚姻譚感想
表題作である異類婚姻譚。読み始めは仲良し夫婦が段々顔も似てきたような気がして・・・という微笑ましい話なのかと思いましたが、読み進めるうちに段々不思議で不気味な展開に。他の短編3作品も不思議な世界観の話でした。読み終わった感想は「理解できなかった!」文体は読みやすいのですが内容がなかなかに難解でちゃんと読みきれませんでした。読み手の力不足です。いつか読み直したいリスト入り。
読了日:12月21日 著者:本谷有希子
炎上する君炎上する君感想
どの作品をとっても『これぞ西加奈子』という感じの短編集。表題作の『炎上する君』は設定もキャラクターも素敵で楽しく読めましたし『空を待つ』『わたしのお尻』のどこか不安定な感じも『ある風船の落下』の幸せな終わり方も大好きです。『甘い果実』の山崎ナオコーラさんの作品も積読になっているので読んでみたくなりました。
読了日:12月24日 著者:西加奈子
鍵のない夢を見る鍵のない夢を見る感想
辻村深月さんの直木賞受賞作で、犯罪に絡んだ短編5作品。登場人物はみんなちょっと闇を抱えていてどこかがおかしい人ばかりで怖い。どれも読後感は良くなくてもやっとする。題材もあまり好きではない。それでも読んで良かったと思える、不思議な作品。
読了日:12月30日 著者:辻村深月

読書メーター

こうやって一気に並べてみると、改めて一年の過ぎ去る早さに愕然としました。
そりゃ、あっという間に年も取るわ。と改めて思います。

さて、去年は100冊!とか言ったのに達成できなかったので今年は無しにしようかと思いましたが、達成できなかったところでペナルティがあるわけではない目標なので今年も設定しておきます。
というわけで、今年の目標は80冊!
目標立てるだけなら100冊でいいのに。という感じですが、成功体験を得てみたいとも思い、少し妥協して80冊にしました。

あまり目標に執着しすぎると厚い本や二段組の本を敬遠しがちになるので、ゆるい感じで80冊を目指そうと思います。
今年はどんな素敵な本に巡り会えるのか。楽しみです。
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ジャンル : 小説・文学

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