2017年4月に読んだ本まとめ。

2017年4月に読んだ本まとめ。

読書メーターさんがまとめてくれた先月に読んだ本のまとめです。

4月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:1974ナイス数:141その手をにぎりたいその手をにぎりたい感想バブル全盛期に退職を機に東京から田舎に帰ろうとした青子が上司に連れて行かれた『すし静』で寿司職人の一ノ瀬の手に恋をして東京に残ることを決心。好景気の不増産業界に転職して…というところから始まる話。自分は経験していないバブルの時代の空気を感じられて、そんな狂った時代に翻弄される青子のこの先が気になってサクッと読了。今まで読んだ柚木さんの作品と違って女性同士のいざこざは少なめでしたが楽しく読めました。ちなみに、読むと間違いなくお寿司が食べたくなります。読了日:04月06日 著者:柚木 麻子
ビッチマグネットビッチマグネット感想最近お気に入りの舞城王太郎さんの作品3作目。家族がテーマの小説ということで、今まで読んだものほどぶっ飛んだ内容ではなかったけど、香緒里の友徳への愛情は自分から見たらぶっ飛んでたかな。姉弟愛というには行き過ぎているというか。相変わらず会話文のテンポとかは好きなのでどんどん舞城作品を読んでいこう。読了日:04月09日 著者:舞城 王太郎
晴天の迷いクジラ晴天の迷いクジラ感想窪美澄さんの本は『ふがいない僕は空を見た』が気に入ったのでタイトルが素敵なこの本も読んでみました。読み始めたものの、ただただ重い、暗い話でなかなか進みませんでしたが、4章に入ってからはグイグイ引き込まれました。雅晴の『絶対に死ぬな。生きてるだけでいいんだ』の一言に尽きる。彼女に振られて激務で鬱になっても、会社が倒産しても、家庭が息苦しくても、生きてれば良いことがある!3人も、クジラも生きる事を選んだんだからこれからの人生は上手くいくに違いない。読了日:04月17日 著者:窪 美澄
結婚相手は抽選で結婚相手は抽選で感想25から35歳の未婚者は抽選でお見合いをするという法案が可決。3回断ったらテロ撲滅隊行き。そんな法案が通っていざお見合いとなったらどこか癖のある人ばかりになるのは当然で、その人達の悩み、葛藤、かけひきがリアルで面白かった。こういう、価値観を揺さぶられる作品は大好きです。最終章の『それぞれの一年後』の後の世界が読んでみたい!読了日:04月21日 著者:垣谷 美雨
のはなしのはなし感想メルマガで連載されていたコラム82編。どれも面白かった!ちょっとした携帯で配信されていただけあってすき間時間に読むのにちょうどいい長さですが、思わず吹き出してしまう事が多々あるので外で読むのはあまりおすすめしません。原稿は750位上あるらしく、続きも出ているのでそちらも読んでみようと思います。読了日:04月23日 著者:伊集院 光
まる子だったまる子だった感想エッセイ3部作の2作目。本作もいつも通り面白かった。ノストラダムスの大予言とかあったなぁと思って奥付を見てみたら1997年の作品らしい。20年経っても面白いし、今から20年後に読んでも面白いであろうエッセイです。さて、次は『ももこの話』を読もう。読了日:04月24日 著者:さくら ももこ
すべて真夜中の恋人たちすべて真夜中の恋人たち感想不器用で生きることが下手な冬子の大人の恋の物語。ストーリーはもちろん言い回しや表現が素敵で美しく、気持ちよく読み進められました。人との関わり方が冬子ににている所のある私は聖の言葉にグサッとくるところがありました。聖みたいにとは言わないまでも、もうちょっと人に積極的にならないとなぁ。読了日:04月25日 著者:川上 未映子
ハコブネハコブネ感想セックスに嫌悪感を持つことから自分の性を疑うようになった里帆、必要以上に女性性を求める椿、性どころか生き物ということも超越して星の一部であると考える知佳子の『性』に関する葛藤の物語。完全に理解出来たわけではないので感想が書きづらいけど、村田さんの作品の“自分の価値観、考え方と全く違う角度から切り込まれる感じ”が大好き。読了日:04月28日 著者:村田 沙耶香
読書メーター
2017年4月 読書記録
先月に読んだ本は8冊でした。
2017年に入ってからハイペースで読んでいたのに、ここに来てちょっとペースが落ちてしまいましたが、約4日に1冊ペースと考えればまぁまぁでしょう。

先月に柚木さんの作品を2作読んで「やっぱり柚木麻子さん面白いわ」となった勢いで読んだ『その手をにぎりたい』こちらはスクールカーストは無くて女同士の世界のイザコザも少なめな作品で、私が読んできた柚木さんの作品のイメージとは違いましたが、やっぱり面白かったです。

次に舞城王太郎さんの『ビッチマグネット』家族がテーマの作品も、舞城さんが書くとこうなるのか・・・という作品。話の大筋よりも主人公の弟の友徳の彼女のあかりちゃんの行動が怖くて、それこそ柚木作品に出てきそうな。
こちらも今までの舞城作品と同じく、ちゃんと理解できなくて、それでもやっぱり文体とか読んでるのが心地いいのが好きで最近また舞城さんの作品買っちゃいました。

次に窪美澄さんの『晴天の迷いクジラ』4月に8冊しか読めなかったのはこの本が原因という作品。ここからネタバレ書きます。すごくざっくり内容を書くと、第一章である青年が超ブラックのデザインの会社で精神を病んで鬱になったところで会社が倒産してオーバードーズで死のうとする。第二章でその会社の社長が死のうとしたところを一章の青年に止められて、青年が咄嗟にニュースで流れてきた湾内に迷い込んだクジラを見てから死のう!と言って2人でクジラのいる街へ。(2章で社長の過去が語られるのですが、それも重いです)で、三章では幼い娘を亡くして、自分のせいだと自分を責める母親が次の子はそうならないようにと、必要以上にというか、病的に大切にされてきて家でをしてしまった少女が2人と出会って一緒にクジラを見に行くという話。
乱暴な言い方をすると死のうと思うまでの経緯がずっと書いてあるんですね。で、全然進まなくてこの本1冊読むのに1週間かかりました。最後まで読めばハッピーエンドでは無いですが、希望の見える終わり方でいい作品だったと思いますけどね。

そんな窪美澄さんの重い話を読んでるとこっちの気分も重くなるのでバランスを取るために軽めのエッセイも併読していました。安定のさくらももこさんのエッセイと、今回は伊集院光さんのエッセイ集も読んでみました。テレビやラジオの伊集院さん同様、エッセイも面白かったです。落語家さんだったからでしょうか?言葉の選択のセンスが素敵だと思います。読み終わってすぐに『のはなし に』も買いました。

あと、初読み作家さんの柿谷美雨さん『結婚相手は抽選で』感想は読書メーターに書いたことと同じですが、この発想が面白いですね。自分の価値観の外側から問題を投げられる感じが大好きです。同じシリーズ?の作品で『七十歳死亡法案、可決』というのもあるらしいので、そちらも読んでみたいです。

価値観を揺さぶられる作家さんといえば村田沙耶香さん。その村田さんの『ハコブネ』を読みました。里帆と知佳子の両方の視点から物語が進んでいくのですが、知佳子の価値観が独特で影響されたというか感銘を受けたというか。ちょっと違った視点を与えてくれました。

最後に川上未映子さんの『全て真夜中の恋人たち』3月に読んだ『乳と卵』が全く理解できなくてちょっと川上さんに苦手意識があったのですが、その前に読んだ『あこがれ』はそうでもなかったから・・・と、読んでみました。ストーリーは大人なのにじれったい、欲言えば純粋な恋の物語なのですが、読書メーターに書いた通りとにかく文章が綺麗。いつまでも読んでいたくなる本でした。ちなみに、読み終わってすぐに川上さんの『ヘブン』を買いました。
と、4月の読書はこんな感じでした。

余談ですが、読書メーターには“ナイス”という機能があって感想やつぶやきにナイスする事ができてナイスされると通知バーに表示されます。
“お気に入り”の人でない人がナイスする場合は大概同じ本を読んだ人なのでお返しにナイスするのですが、たまにとんでもなく上手なレビューを書かれている人からナイスが来るんですよね。そういうのを読むと「面白かったです。」(小並感)みたいな自分の感想が恥ずかしくて恥ずかしくて。
同じ本を読んでるのに、読んでる深さみたいなのが全然違うんですよね。そういうレビューを読むと自分も精進しようじゃないですけど、とりあえず慣れるために数を読んで、文字を追う以上の部分もちゃんと読めるように努力しないとなぁ。なんて思ったりして、ナイスもらったのに気分が落ち込んだりしますw

GWに入りましたが、ほぼ予定は無いので読書に励もうと思います。
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ジャンル : 小説・文学

2017年3月に読んだ本まとめ。

2017年3月に読んだ本まとめ。

読書メーターさんがまとめてくれた先月に読んだ本のまとめです。

3月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2554
ナイス数:176

おんぶにだっこおんぶにだっこ感想
さくらももこさんの幼年期の出来事が書かれたエッセイ。2歳半くらいのエピソードもあってまずその記憶力に驚きます。内容の方はいつもの笑える話よりも悩み、苦しみが書かれていて『上松君のランドセル』『松永君をぶった』等、読んでいて苦しくなるような物もありました。いつもとはテイストが違いますが、あとがきにあるように“言葉で表現しにくい大きな何かを与える作品”でした。
読了日:03月02日 著者:さくら ももこ
乳と卵乳と卵感想
川上さんの本は『あこがれ』の次で2作目。芥川賞受賞作のこちらを読んでみました。地の文と会話文がごちゃ混ぜになって改行もほとんど無くて一気に進む感じは好きでしたが、読解力不足でほとんど理解できませんでした。それでも純文学にはチャレンジしていくつもりなので再読したいリスト入りです。
読了日:03月05日 著者:川上 未映子
飲めば都飲めば都感想
出版社で文芸の編集者をしている都と周りの人達がお酒の席で失敗し続ける話。いや、もちろん文章も素晴らしいし都が幸せになっていく過程も楽しめる作品ですが、酒飲みが読むと「あー分かる!」や「いや、いくら何でもそれは…。でも泥酔したらあるか?」と自分の酒席での失敗談を思い出して笑ったり笑えなかったりで楽しめます。一章が2、30ページくらいで、ビール1杯飲みながら読むくらいがちょうどいいペースでした。あまり飲み過ぎると登場人物がごちゃごちゃになるのでおすすめしません。(体験談)
読了日:03月12日 著者:北村 薫
われ笑う、ゆえにわれありわれ笑う、ゆえにわれあり感想
東大卒、お茶の水女子大学教授で哲学者の土屋賢二さんが綴ったエッセイ集。“おもしろいエッセイ”で検索したらヒットしたので読んでみました。皮肉&屁理屈&詭弁のオンパレードで声を出して笑うくらい楽しく読めました。が、人を選ぶだろうとは思います。ひねくれ者の私的には大ヒットだったので、すぐに『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』も購入しました。読むのが楽しみです。
読了日:03月12日 著者:土屋 賢二
王妃の帰還王妃の帰還感想
私の好きなスクールカーストの話。きらびやかな最上層カーストで失脚して主人公の属する地味な最下層グループに転落した王妃。それによって地味グループのバランスが崩れて、どうにか王妃を元のグループへ戻そうと画策するのですが、一難去ってまた一難と目まぐるしく話が展開していくので続きが気になって一気に読みました。最終章の終わり方がちょっとなぁ…。と思ったらエピローグで全てが丸く収まって読後感もスッキリ。面白かった!
読了日:03月13日 著者:柚木 麻子
あのころあのころ感想
さくらももこさんの小学生時代のエッセイ三部作第一弾。いつも通り面白くて、笑って読めました。あとがきによるとこの本はパークハイアットにかんづめで書いたらしく、話が決まったらホテルが楽しみでマンガの原稿が遅れてしまったというエピソードが大人になってもやっぱり『さくらももこ』だな。と(笑)三部作の残り二作も買ってあるので読むのが楽しみです。
読了日:03月14日 著者:さくら ももこ
家族シアター家族シアター感想
家族がテーマの短編7編。家族のちょっとした物言いや態度にイライラして喧嘩。なんてことは誰でも身に覚えがあるだろうけど、やっぱり家族というものには特別な絆があるよなぁ。と改めて感じさせる作品でした。短編集だといつもは気に入った話、ハマらなかった話があるものですが、この7編はどれも素晴らしくて感動しました。さすが辻村深月さんですね。
読了日:03月15日 著者:辻村 深月
パーク・ライフパーク・ライフ感想
純文学にチャレンジしようと芥川賞受賞作をちょっとづつ読んでいるのですが、私には難しかったですね~。鬱屈した雰囲気の『flowers』よりはカラッと明るい『パーク・ライフ』の方が好みではありますが…。ちゃんと読めませんでした。再読したいリスト入りですね。
読了日:03月18日 著者:吉田 修一
終点のあの子終点のあの子感想
柚木麻子さんの初めての単行本作品。4篇の短編ですが、この頃からスクールカーストでの嫉妬や劣等感の描写が素晴らしい。さすが柚木さん。一番気に入ったのは『ふたりでいるのに無言で読書』で、夏休み中に仲良しになったところは微笑ましく読めて、このまま上手く終わるのかな?と思わせて安易にハッピーエンドにならない所がリアルで良かったです。あと、ビジュアル系バンドのGARASHA様はこの時からいるんですね。
読了日:03月22日 著者:柚木 麻子
ふがいない僕は空を見たふがいない僕は空を見た感想
初めての窪美澄さんの作品。5篇の連作短編で、最初の「ミクマリ」はR-18文学賞を受賞した作品なだけあって性描写が多くて、次の「世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸」も同様だったので最後までこんな感じなのかな?と思いつつ読み進めたら「2035年のオーガズム」からやっと雰囲気を掴んで、前の2編を軽く読み返してから最後までは一気に読み。読み終わってみたら「性」と「生」を書いた傑作でした。最初の方だけ読んで止めなくて良かった。
読了日:03月26日 著者:窪 美澄
好き好き大好き超愛してる。好き好き大好き超愛してる。感想
舞城さんの作品は2作目。阿修羅ガールを読んで気に入ったのでタイトルに惹かれたこちらを読んでみました。どう感想を書いたらいいのか分からない、話の内容もイラストも、とにかくぶっ飛んだ作品でした。入り込んで読んでると、何がなんだか分からなくなって酩酊しているみたいになってきます。普通なら疲れてしまいそうなところが文章が上手だからどんどん読める。とんでもない恋愛小説でした。余談ですが、表題作とドリル・ホール・マイ・ブレインで紙もフォントも違って巻末に書体と用紙が書いてあるというのは初めて見ました。
読了日:03月29日 著者:舞城 王太郎

読書メーター

先月に読んだ本は11冊でした。
今月に読んだ中でのお気に入りは土屋賢二さんの『われ笑う、ゆえにわれあり』ですね。
エッセイなのですが、皮肉&屁理屈&詭弁のオンパレードで頭がいい人が書いたアホな文章が大好物な私には大ヒットでした。読み始めてすぐに「これは面白い!!」となったので、すぐに『われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う』も購入しました。

柚木麻子さんの作品は『ナイルパーチの女子会』で衝撃を受けて大好きな作家さんのひとり。今月読んだ2冊『王妃の帰還』『終点のあの子』どちらもとても楽しかったです。やっぱり自分はスクールカーストの話が好きで、中でも柚木さんの書く話は大好きです。柚木さんの作品も最近2冊ほど購入して積んであります。

次も大好きな作家さんのひとりである辻村深月さんの『家族シアター』辻村さんの作品を読むのは8作目。『ハケンアニメ』みたいなお仕事小説も『ツナグ』みたいな感動する話も『きのうの影踏み』みたいな怖い話もどれも面白くて作品の幅が凄いです。この作品は家族にまつわる短編集なのですが、近いからこそイラッと来たり、言えなかったり家族という関係ならではの人情の機微の描写が素晴らしいです。ハズレ無しの短編集ですが、私は『孫と誕生会』という話が特に気に入りました。おじいちゃんがカッコ良すぎるので是非読んでほしいです。

次は最近のお気に入り舞城王太郎さんの『好き好き大好き超愛してる。』何と感想を書いたら良いのかわからない小説なのですが、理解するのを諦めてただただ読んでるとぶっ飛んだ内容が映像化されてふわふわしたまま読み終える感じで、こんな作品は初めてでした。人を選びそうではありますが、ハマると凄い話です。ちなみに舞城さんの作品はこの後さらに1冊読んで1冊積んでます。

朝井リョウさんの作品は『何者』と『桐島、部活やめるってよ』しか読んでないのですがエッセイとラジオが面白くて好きな作家さんです。その朝井さんの同期に柚木麻子と窪美澄さんがいて、お互いを「内側を向いて円陣を組んでいるのではなく、背中合わせで銃を構えている」という話をテレビで見て、窪美澄さんの作品だけ読んだことが無かったので読んでみました。
R-18文学賞を受賞した作品なので最初は性描写が多くてちょっと辟易して読むペースが落ちましたが、投げずに読んだらいい作品でした。これ、最初で投げた人多そうなので勿体無い感じがしました。

最後に今年の目標「純文学にチャレンジしよう」の一環で今月も芥川賞受賞作を2冊読みました。川上未映子さんの『乳と卵』と吉田修一さんの『パーク・ライフ』です。
ちなみにどちらもちゃんと理解できなくて、ちょっと心が折れそうですが純文学には果敢にチャレンジしていこうと思います。

余談ですが、読書メーターがリニューアルしてからこのブログでも使ってる今読んでる本と最近読んだ本が表示されるブログパーツが無くなっちゃったんですね。空いたスペースをどうしようか。

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2017年2月に読んだ本まとめ。

2017年2月に読んだ本まとめ。

読書メーターさんがまとめてくれた先月に読んだ本のまとめです。

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3432ページ
ナイス数:258ナイス

東京23話東京23話感想
東京23区(+武蔵野市)の擬人化の話で『区』そのものが自分を語るというもの。街ごとにイメージに沿った語り口で楽しんで読みました。東京地図案内ではランドマークはもちろん、あまり知られていない物も紹介されていて散歩の参考になりそうです。と言っても、私は愛知県民だから…と思ったら同じシリーズで名古屋16話という本も刊行されているそうなのでそちらも読んでみようと思います。
読了日:2月2日 著者:山内マリコ
ももこのいきもの図鑑ももこのいきもの図鑑感想
さくらももこさんのいきものに関するエッセイ集。かわいい動物や鳥、魚からショウジョウバエみたいな虫まで様々ないきものがさくらももこさんの独特の視点で書かれています。各章が短くてテンポ良くて読みやすいし、笑えます。本文が素晴らしいのはもちろん、カラーの挿絵も素敵でした。
読了日:2月4日 著者:さくらももこ
ポトスライムの舟ポトスライムの舟感想
表題作で芥川賞受賞作のポトスライムの舟と十二月の窓辺の2編。十二月の窓辺の方は読んでいてお腹が痛くなるようなパワハラの話で、どうなるかと思って読み進めたら救いのある最後で良かった。と思ったら…。う~ん切なくなりました。ポトスライムの舟の方は読解力不足でちゃんと読めなくて残念。恵奈がかわいかったのと、希望の持てる最後で良かったというくらいの感想しか書けません。再読したいリスト入りです。
読了日:2月5日 著者:津村記久子
そういうふうにできているそういうふうにできている感想
さくらももこさんご自身の妊娠、出産に関するエッセイ。いつも通り思わず笑ってしまう話がたくさんでしたが、『手術』の中の「自分とは何か?」という話や『出発』の中の「もしも人の人生が逆だったら」という話など色々考えさせられる物も多かったです。読み終わってみると『そういうふうにできている』という生き方が出来るようにしよう!と思えます。笑えるだけじゃない素晴らしいエッセイ集でした。
読了日:2月7日 著者:さくらももこ
誰かが足りない誰かが足りない感想
レストラン『ハライ』を予約した6組に関する短編。宮下奈都さんの本は2冊目で『羊と鋼の森』が気に入って読んでみました。話の系統は違えども、優しいというか、静かで読んでいて落ち着く文章でした。『予約4』のお客さんが『予約6』で救われていてほっこり。失敗して落ち込んだ時に読み返したい本です。
読了日:2月11日 著者:宮下奈都
ももこのおもしろ健康手帖ももこのおもしろ健康手帖感想
さくらももこさんと幻冬舎の山口ミルコさんの健康に関する本。対話形式なのでサラッと読めました。今までのエッセイを読んで健康に気を使っているのは知っていましたがここまでとは。ちょっと真似できるレベルじゃなく色々やってみえるみたいで。そんなに健康オタクなのに強いタバコを吸って「健康に気をつけているから、このタバコが吸えるんだ。気をつけていない人はこんなの吸わないほうがいいね。」と言ってしまう所がさくらももこさんぽい。
読了日:2月11日 著者:さくらももこ
蛇にピアス蛇にピアス感想
純文学作品が読みたくなって、以前読んだ綿矢りさの蹴りたい背中と同時受賞のこちらを読んでみました。読みやすいし、引き込まれる文章で作品の世界に入り込めましたが、この退廃的な空気感から早く抜け出してくて一気に読了。面白くなかったからというわけではなくて、散りゆく者の美しさが読んでいて辛くなるような。感想が難しいですが、とにかく好きな作品です。
読了日:2月11日 著者:金原ひとみ
学生時代にやらなくてもいい20のこと学生時代にやらなくてもいい20のこと感想
小説の方は桐島と何者しか読んだことがないのですが、テレビやラジオでの朝井リョウに興味を持ったので読んでみました。笑いすぎてお腹が痛くなる話から、いたたまれなくなってお腹が痛くなる話まである20編。バカバカしいし、迂闊だし、自意識過剰だし、さぞかし生き辛いだろうなぁ。と思うけど本人は楽しそうで、朝井リョウという人がさらに好きになりました。
読了日:2月12日 著者:朝井リョウ
さくら日和さくら日和感想
いつも通りの笑えるエッセイ。離婚後の話なのでひろしやお母さんの出番が多くて嬉しかった。『おめでとう新福さん』のパーティーの話の、あそこまで本気で悪乗りできるさくらももこさんは素敵だしそれに付き合ってくれる周りの人も素晴らしい。身の回りのこと全てを全力で楽しんでいる所は見習いたい。
読了日:2月14日 著者:さくらももこ
有頂天家族 二代目の帰朝有頂天家族 二代目の帰朝感想
有頂天家族の第二弾。アニメ開始前に読んでみました。今回も阿呆な狸がしでかす阿呆な話に大満足。大いに笑って読みました。色々あったけど、万事解決して終わり。と思いきや、後を引く終わり方で次が気になる!『天地鳴動、執筆未定』の続きが楽しみでしょうがないです。
読了日:2月19日 著者:森見登美彦
阿修羅ガール阿修羅ガール感想
初めての舞城王太郎さんの作品。文体に結構クセがあって、自分の読んできた中だと町田康さんっぽい感じ。世界観をつかむまでちょっと手こずったものの、物語の雰囲気が掴めたら勢いがついて読み切りました。『森』の部分のグロテスクなのはちょっと苦手でしたが、暗い中で明かりが見えるラストで読後感はまずまず。他の作品も読みたくなる、気になる作家さんになりました。
読了日:2月21日 著者:舞城王太郎
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet感想
初めての桜庭一樹さんの本。冒頭から作品の世界に引き込まれて一気読み。悲劇で終わるのだろうと思って読み進めたら、救いのある終わりで良かった。不思議なタイトルだと思って読み始めたけど、読み終わったらこれ以上のタイトルは無い。衝撃的な青春小説だった。今読んでも面白かったけど、自分なりに砂糖菓子の弾丸で戦っていた青春時代に読んでみたかったかも。
読了日:2月22日 著者:桜庭一樹
お友だちからお願いしますお友だちからお願いします感想
三浦しをんさんの小説は何作か読んでいますが、エッセイは初めて読みました。作品のイメージとは違う一面が見れて笑いながら楽しんで読みました。十分ざっくばらんに思うことを書いてあるように見えますが、これでも(よそゆき仕様・自社比)らしいです。そうなると、別のエッセイも気になるので読んでみようと思います。
読了日:2月25日 著者:三浦しをん
盲目的な恋と友情盲目的な恋と友情感想
前半の『恋』パートの読み始めは「恋は盲目」でありがちなダメな男にハマってしまう話なんだろうと思っていて油断していました。『恋』パートの終わりから段々雰囲気が変わってきて『友情』パートのラストでは読んでいて声が出るくらいの展開。『恋』も『友情』も盲目的に突っ走るとここまで行くのか。留利絵の蘭花への友情は行き過ぎて恐怖を感じました。
読了日:2月26日 著者:辻村深月
ももこのトンデモ大冒険ももこのトンデモ大冒険感想
さくらももこさんが徳間書店のトンデモ本担当者石井さん達と一緒に世界中の不思議な人たちに会いに行くエッセイ集。アメリカやタスマニア、中国の山奥から長野まで色々なところでの体験が書かれていますが、体験談はもちろんそれ以外のこぼれ話も面白くて笑って読めました。父ヒロシの写真が載ってたのがちょっと嬉しかったです。
読了日:2月27日 著者:さくらももこ

読書メーター

先月に読んだ本はこんな感じで、エッセイが多めですが15冊でした。
だいたいいつも「う~ん。分からん」という感想になるのですが、純文学というジャンルには興味があるので今月も芥川賞受賞作の『ポトスライムの舟』と『蛇にピアス』を読んでみました。
結局どちらもちゃんと読めた感じはしませんでしたが、読んでいて理解出来ないとついつい読まなくなってしまうところがエッセイと併読するとペースを維持できて良いですね。この読み方は続けていこうと思います。

今月も新しい作家さんに挑戦して、初めましての人は『東京23話』の山内マリコさん、『蛇にピアス』の金原ひとみさん、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の桜庭一樹さん、『阿修羅ガール』の舞城王太郎さんですが、一番気になったのは舞城王太郎さんです。
『阿修羅ガール』は結構ぶっ飛んだ設定だし途中ついていけなくて理解できてない所もありますが、なんか“読ませる”クセになる文体で気に入りました。
なにより、本を開いて一行目「減るもんじゃねーだろとか言われたのでとりあえずやってみたらちゃんと減った。私の自尊心。返せ。」この書き出しが大好きです。「恥の多い生涯を送ってきました。」や「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」くらいの素晴らしい書き出しだと思います。
読み終わってすぐに『好き好き大好き超愛してる。』という作品を購入しました。まだ積んでありますが、タイトルからして個性的で期待できます。そっちも気に入ったら西加奈子、綿矢りさ、森見登美彦に続いて全作品読みたい作家の仲間入りですね。
全作品の感想をもっと書こうと思ったのですが、無駄に長くなるし、公開するのが4月になる勢いなのでざっくり気になった作品の事だけを書きました。
3月は久しぶりに趣味のひとつであるアクアリム熱が再燃して、色々やってたらあまり読書が出来ずに1、2月に比べるとあまり読めませんでした。4月は・・・どうかな。

テーマ : 読書メーター
ジャンル : 小説・文学

2017年1月に読んだ本まとめ。

2017年1月に読んだ本まとめ。

読書メーターさんがまとめてくれた先月に読んだ本のまとめです。

2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3251ページ
ナイス数:361ナイス

夜行夜行感想
阿呆の出てこない森見さんの作品。表紙は可愛らしい感じなのに、読み始めたら『夜行』のタイトル通りずっと闇の中を進むような不思議で不気味な話でした。宵山万華鏡以上きつねのはなし未満くらいの不気味さでしょうか。
読了日:1月2日 著者:森見登美彦
私の消滅私の消滅感想
中村文則さんの作品は2作目。前に読んだ教団Xと同じく、小説の世界の中に引きずり込まれた。お酒を呑みながら読んだら「私」って何?という考えに取り憑かれて私の中の「私」が消滅しかけました。落ち込んでる時に読んだらマズイことになりそうな本でした。
読了日:1月3日 著者:中村文則
ウォーク・イン・クローゼットウォーク・イン・クローゼット感想
『いなか、の、すとーかー』と表題作のの2本立て。どちらも読みやすくてサクッと読了。『ウォーク・イン・クローゼット』は、今後ユーヤと進展がありそうな終わり方で読後感もスッキリ。『いなか、の、すとーかー』の方は、読んでる最中も怖かったし、最後に受け入れた主人公もちょっと怖い。果穂も砂原も怖いけど、果穂のほうがより怖かった。
読了日:1月5日 著者:綿矢りさ
舞台舞台感想
人間失格の大庭葉蔵のような自意識過剰な主人公の葉太。その葉太がバッグを盗られてからどんどん大胆になっていって、犬を見て浮かれているとき感情移入しすぎて「ヤバイ調子に乗ってる!」と読んでて凄いドキドキした。段々おかしくなっていって、もう読んでられないくらい辛かったけど救いのある終わりで良かった。あと、話とは関係ないけど「どれだけ腹が減ってるんだ」と思われるのが嫌で新横浜を過ぎるまで駅弁が食べれないというのが全く同じで笑っちゃいました。
読了日:1月8日 著者:西加奈子
殺人出産殺人出産感想
『コンビニ人間』を読んで村田さんの他の作品が気になって読んでみました。さすが村田クレイジー沙耶香と言われるだけあって4編全て設定がぶっ飛んでて確かにクレイジーでした。ただ、今の倫理観を外して考えたら確かに合理的な世界なのかも。と納得したり。かなり人を選びそうではありますが、私は凄く気に入りました。癖になるクレイジーっぷり!
読了日:1月10日 著者:村田沙耶香
羊と鋼の森羊と鋼の森感想
初めての宮下奈都さんの作品。ピアノの調律師というあまり馴染みのない職業のお仕事小説。物語が面白いのはもちろん、文章が美しくて説明が多いわけでは無いのに映像がしっかり浮かびました。『羊と鋼の森』というあまりピアノを連想しないタイトルですが、読んでみてなるほどそういうことかと納得。外村君は『頑張ることが出来得る』才能があるのでいつか板取さんみたいな立派な調律師になれることでしょう。
読了日:1月13日 著者:宮下奈都
きれいなシワの作り方~淑女の思春期病きれいなシワの作り方~淑女の思春期病感想
小説を読んだりテレビで拝見して『村田沙耶香』という人に興味を持ったので読んでみました。男の私にはわからない所もありましたが、ほぼ同世代なので年を重ねるごとに健康に気を付けたり、体の変化に戸惑う所などすごく共感できました。そこまで『クレイジー』ではないもののやはりちょっと変わった視点をお持ちの方みたいで、ますます村田沙耶香ファンになったので次に読む作品が楽しみです。
読了日:1月17日 著者:村田沙耶香
人魚の眠る家人魚の眠る家感想
重い話だった。私も両親の選択は多津朗と同じくグロテスクに感じられて受け入れがたいけど、立場が違えばそう考えるかなぁ。本当に難しい。脳死、臓器移植について何も知らなくて、考えるきっかけになったので読んで良かった。初めての東野圭吾さんの作品でしたが、薫子が警察官を呼んだシーンの胸に迫る文章が素晴らしかったし、プロローグ、エピローグも良かった。別の作品も読みたくなりました。
読了日:1月19日 著者:東野圭吾
この本が、世界に存在することに (ダ・ヴィンチ・ブックス)この本が、世界に存在することに (ダ・ヴィンチ・ブックス)感想
本がテーマの短編集。どれも本が愛おしくなるような素敵な話ばかりで、本好きなら絶対楽しめる作品。読書好きなら共感できる台詞がたくさん出てきますが、特にミツザワ書店のおばあちゃんの『だってあんた、開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう』に凄く共感できました。この本が世界に存在してくれて、この本に出会えて良かった!
読了日:1月23日 著者:角田光代
もものかんづめもものかんづめ感想
面白いエッセイの代名詞みたいな『もものかんづめ』存在は知っていても、読んだことがなかったのですが某作家さんがおすすめしていたのでこの機会に読んでみました。みなさんの言われる通り読んでて面白いし、文章が読みやすくて心地いいしで一気に読了しました。他の本と併読して休憩がてら読むのに良さそうなので『さるのこしかけ』『たいのおかしら』はもちろん他にもさくらももこさんのエッセイを積んでおこうかな。
読了日:1月24日 著者:さくらももこ
挫折を経て、猫は丸くなった。: 書き出し小説名作集挫折を経て、猫は丸くなった。: 書き出し小説名作集感想
架空の小説の書き出しを416作品も集めた本。アメトークで光浦靖子さんが勧めていて楽しそうなので読んでみました。文字数は少ないので読もうと思ったらあっという間に読み終わりそうなものですが、書き出しの一行から色々想像してページをめくる手が止まるのでかなり長く楽しめます。妄想好きの方は絶対好きだと思います。是非、お酒を呑みながら読んでみてください。
読了日:1月25日 著者:
小説の読み方~感想が語れる着眼点~ (PHP新書)小説の読み方~感想が語れる着眼点~ (PHP新書)感想
最近小説を読むようになって概ね楽しく読めてはいても、たまに難解で理解できない作品に当たるので読めるようになるヒントを得られればと読んでみました。メカニズムについて考えて読むなんて発想は全く無かったので目から鱗です。でも、こういう読み方をしたらかなり時間かかるだろうな。と思ったら前作で『スローリーディング』を説いているとのこと。順番が逆になりましたが『本の読み方』も読んでみます。
読了日:1月28日 著者:平野啓一郎
さるのこしかけさるのこしかけ感想
『もものかんづめ』を読んで気に入ったのでこちらも読んでみました。今回も素敵な登場人物と残念な体験談が盛りだくさんでたくさん笑って読みました。楽しすぎて別の作品と併読して読もうと思っていたのにページをめくる手が止められなくてほぼ一気読みしてしまいました。次の『たいのおかしら』は大事にちょっとづつ読み進めようと思っていますが・・・。
読了日:1月29日 著者:さくらももこ
たいのおかしらたいのおかしら感想
『もものかんづめ』『さるのこしかけ』に続いてさくらももこさんのエッセイ3作目。今回もたくさん笑って読みましたが、中には『小杉のばばあ』『ミーコの事』『父ヒロシ』などちょっとホロリとする話も。3部作は全て当たりだったのでこれからもさくらももこさんのエッセイを読んでいこうと思います。
読了日:1月31日 著者:さくらももこ

読書メーター


先月は正月休みに特にどこにも出掛けずに家でゴロゴロしていたので、結果的に読書も捗って14冊読めました。
エッセイとか新書とかが多めなので冊数で言うとちょっと盛ってる感もありますけど。

2017 1月に読んだ本

さて、先月の感想やら色々を書いていきます。

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2016年に読んだ本まとめ。

2016年に読んだ本まとめ。

読書メーターに登録してから1月6日現在で537日。
初めて1月1日から12月31日の1年間を迎えたので読書メーターさんがまとめてくれたまとめを載せつつ一年を振り返ってみようと思います。

2016年読書記録 グラフ
まずは前回の記事で書いた通り、10月・11月はゼロで旅行に行った5月も1冊しか読んでないですね。というわけで、目標100冊に対して61冊という体たらくぶり。
でもまぁ、文部科学省によると日本人は年間で平均12,13冊の本を読むらしいいので平均は大幅に越えてるし・・・と言うことでお茶を濁して、昨年読んだ本を振り返ってみます。

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第四純愛丸

管理人:第四純愛丸
愛知県の片隅でアニメ見たりラノベとか同人誌読んだりビール飲んだり音楽聴いたりしてます。
買ったもののレビューやら思ったことをつらつら書いてます。

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