2017年2月に読んだ本まとめ。

2017年2月に読んだ本まとめ。

読書メーターさんがまとめてくれた先月に読んだ本のまとめです。

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3432ページ
ナイス数:258ナイス

東京23話東京23話感想
東京23区(+武蔵野市)の擬人化の話で『区』そのものが自分を語るというもの。街ごとにイメージに沿った語り口で楽しんで読みました。東京地図案内ではランドマークはもちろん、あまり知られていない物も紹介されていて散歩の参考になりそうです。と言っても、私は愛知県民だから…と思ったら同じシリーズで名古屋16話という本も刊行されているそうなのでそちらも読んでみようと思います。
読了日:2月2日 著者:山内マリコ
ももこのいきもの図鑑ももこのいきもの図鑑感想
さくらももこさんのいきものに関するエッセイ集。かわいい動物や鳥、魚からショウジョウバエみたいな虫まで様々ないきものがさくらももこさんの独特の視点で書かれています。各章が短くてテンポ良くて読みやすいし、笑えます。本文が素晴らしいのはもちろん、カラーの挿絵も素敵でした。
読了日:2月4日 著者:さくらももこ
ポトスライムの舟ポトスライムの舟感想
表題作で芥川賞受賞作のポトスライムの舟と十二月の窓辺の2編。十二月の窓辺の方は読んでいてお腹が痛くなるようなパワハラの話で、どうなるかと思って読み進めたら救いのある最後で良かった。と思ったら…。う~ん切なくなりました。ポトスライムの舟の方は読解力不足でちゃんと読めなくて残念。恵奈がかわいかったのと、希望の持てる最後で良かったというくらいの感想しか書けません。再読したいリスト入りです。
読了日:2月5日 著者:津村記久子
そういうふうにできているそういうふうにできている感想
さくらももこさんご自身の妊娠、出産に関するエッセイ。いつも通り思わず笑ってしまう話がたくさんでしたが、『手術』の中の「自分とは何か?」という話や『出発』の中の「もしも人の人生が逆だったら」という話など色々考えさせられる物も多かったです。読み終わってみると『そういうふうにできている』という生き方が出来るようにしよう!と思えます。笑えるだけじゃない素晴らしいエッセイ集でした。
読了日:2月7日 著者:さくらももこ
誰かが足りない誰かが足りない感想
レストラン『ハライ』を予約した6組に関する短編。宮下奈都さんの本は2冊目で『羊と鋼の森』が気に入って読んでみました。話の系統は違えども、優しいというか、静かで読んでいて落ち着く文章でした。『予約4』のお客さんが『予約6』で救われていてほっこり。失敗して落ち込んだ時に読み返したい本です。
読了日:2月11日 著者:宮下奈都
ももこのおもしろ健康手帖ももこのおもしろ健康手帖感想
さくらももこさんと幻冬舎の山口ミルコさんの健康に関する本。対話形式なのでサラッと読めました。今までのエッセイを読んで健康に気を使っているのは知っていましたがここまでとは。ちょっと真似できるレベルじゃなく色々やってみえるみたいで。そんなに健康オタクなのに強いタバコを吸って「健康に気をつけているから、このタバコが吸えるんだ。気をつけていない人はこんなの吸わないほうがいいね。」と言ってしまう所がさくらももこさんぽい。
読了日:2月11日 著者:さくらももこ
蛇にピアス蛇にピアス感想
純文学作品が読みたくなって、以前読んだ綿矢りさの蹴りたい背中と同時受賞のこちらを読んでみました。読みやすいし、引き込まれる文章で作品の世界に入り込めましたが、この退廃的な空気感から早く抜け出してくて一気に読了。面白くなかったからというわけではなくて、散りゆく者の美しさが読んでいて辛くなるような。感想が難しいですが、とにかく好きな作品です。
読了日:2月11日 著者:金原ひとみ
学生時代にやらなくてもいい20のこと学生時代にやらなくてもいい20のこと感想
小説の方は桐島と何者しか読んだことがないのですが、テレビやラジオでの朝井リョウに興味を持ったので読んでみました。笑いすぎてお腹が痛くなる話から、いたたまれなくなってお腹が痛くなる話まである20編。バカバカしいし、迂闊だし、自意識過剰だし、さぞかし生き辛いだろうなぁ。と思うけど本人は楽しそうで、朝井リョウという人がさらに好きになりました。
読了日:2月12日 著者:朝井リョウ
さくら日和さくら日和感想
いつも通りの笑えるエッセイ。離婚後の話なのでひろしやお母さんの出番が多くて嬉しかった。『おめでとう新福さん』のパーティーの話の、あそこまで本気で悪乗りできるさくらももこさんは素敵だしそれに付き合ってくれる周りの人も素晴らしい。身の回りのこと全てを全力で楽しんでいる所は見習いたい。
読了日:2月14日 著者:さくらももこ
有頂天家族 二代目の帰朝有頂天家族 二代目の帰朝感想
有頂天家族の第二弾。アニメ開始前に読んでみました。今回も阿呆な狸がしでかす阿呆な話に大満足。大いに笑って読みました。色々あったけど、万事解決して終わり。と思いきや、後を引く終わり方で次が気になる!『天地鳴動、執筆未定』の続きが楽しみでしょうがないです。
読了日:2月19日 著者:森見登美彦
阿修羅ガール阿修羅ガール感想
初めての舞城王太郎さんの作品。文体に結構クセがあって、自分の読んできた中だと町田康さんっぽい感じ。世界観をつかむまでちょっと手こずったものの、物語の雰囲気が掴めたら勢いがついて読み切りました。『森』の部分のグロテスクなのはちょっと苦手でしたが、暗い中で明かりが見えるラストで読後感はまずまず。他の作品も読みたくなる、気になる作家さんになりました。
読了日:2月21日 著者:舞城王太郎
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet感想
初めての桜庭一樹さんの本。冒頭から作品の世界に引き込まれて一気読み。悲劇で終わるのだろうと思って読み進めたら、救いのある終わりで良かった。不思議なタイトルだと思って読み始めたけど、読み終わったらこれ以上のタイトルは無い。衝撃的な青春小説だった。今読んでも面白かったけど、自分なりに砂糖菓子の弾丸で戦っていた青春時代に読んでみたかったかも。
読了日:2月22日 著者:桜庭一樹
お友だちからお願いしますお友だちからお願いします感想
三浦しをんさんの小説は何作か読んでいますが、エッセイは初めて読みました。作品のイメージとは違う一面が見れて笑いながら楽しんで読みました。十分ざっくばらんに思うことを書いてあるように見えますが、これでも(よそゆき仕様・自社比)らしいです。そうなると、別のエッセイも気になるので読んでみようと思います。
読了日:2月25日 著者:三浦しをん
盲目的な恋と友情盲目的な恋と友情感想
前半の『恋』パートの読み始めは「恋は盲目」でありがちなダメな男にハマってしまう話なんだろうと思っていて油断していました。『恋』パートの終わりから段々雰囲気が変わってきて『友情』パートのラストでは読んでいて声が出るくらいの展開。『恋』も『友情』も盲目的に突っ走るとここまで行くのか。留利絵の蘭花への友情は行き過ぎて恐怖を感じました。
読了日:2月26日 著者:辻村深月
ももこのトンデモ大冒険ももこのトンデモ大冒険感想
さくらももこさんが徳間書店のトンデモ本担当者石井さん達と一緒に世界中の不思議な人たちに会いに行くエッセイ集。アメリカやタスマニア、中国の山奥から長野まで色々なところでの体験が書かれていますが、体験談はもちろんそれ以外のこぼれ話も面白くて笑って読めました。父ヒロシの写真が載ってたのがちょっと嬉しかったです。
読了日:2月27日 著者:さくらももこ

読書メーター

先月に読んだ本はこんな感じで、エッセイが多めですが15冊でした。
だいたいいつも「う~ん。分からん」という感想になるのですが、純文学というジャンルには興味があるので今月も芥川賞受賞作の『ポトスライムの舟』と『蛇にピアス』を読んでみました。
結局どちらもちゃんと読めた感じはしませんでしたが、読んでいて理解出来ないとついつい読まなくなってしまうところがエッセイと併読するとペースを維持できて良いですね。この読み方は続けていこうと思います。

今月も新しい作家さんに挑戦して、初めましての人は『東京23話』の山内マリコさん、『蛇にピアス』の金原ひとみさん、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の桜庭一樹さん、『阿修羅ガール』の舞城王太郎さんですが、一番気になったのは舞城王太郎さんです。
『阿修羅ガール』は結構ぶっ飛んだ設定だし途中ついていけなくて理解できてない所もありますが、なんか“読ませる”クセになる文体で気に入りました。
なにより、本を開いて一行目「減るもんじゃねーだろとか言われたのでとりあえずやってみたらちゃんと減った。私の自尊心。返せ。」この書き出しが大好きです。「恥の多い生涯を送ってきました。」や「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」くらいの素晴らしい書き出しだと思います。
読み終わってすぐに『好き好き大好き超愛してる。』という作品を購入しました。まだ積んでありますが、タイトルからして個性的で期待できます。そっちも気に入ったら西加奈子、綿矢りさ、森見登美彦に続いて全作品読みたい作家の仲間入りですね。
全作品の感想をもっと書こうと思ったのですが、無駄に長くなるし、公開するのが4月になる勢いなのでざっくり気になった作品の事だけを書きました。
3月は久しぶりに趣味のひとつであるアクアリム熱が再燃して、色々やってたらあまり読書が出来ずに1、2月に比べるとあまり読めませんでした。4月は・・・どうかな。
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2017年1月に読んだ本まとめ。

2017年1月に読んだ本まとめ。

読書メーターさんがまとめてくれた先月に読んだ本のまとめです。

2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3251ページ
ナイス数:361ナイス

夜行夜行感想
阿呆の出てこない森見さんの作品。表紙は可愛らしい感じなのに、読み始めたら『夜行』のタイトル通りずっと闇の中を進むような不思議で不気味な話でした。宵山万華鏡以上きつねのはなし未満くらいの不気味さでしょうか。
読了日:1月2日 著者:森見登美彦
私の消滅私の消滅感想
中村文則さんの作品は2作目。前に読んだ教団Xと同じく、小説の世界の中に引きずり込まれた。お酒を呑みながら読んだら「私」って何?という考えに取り憑かれて私の中の「私」が消滅しかけました。落ち込んでる時に読んだらマズイことになりそうな本でした。
読了日:1月3日 著者:中村文則
ウォーク・イン・クローゼットウォーク・イン・クローゼット感想
『いなか、の、すとーかー』と表題作のの2本立て。どちらも読みやすくてサクッと読了。『ウォーク・イン・クローゼット』は、今後ユーヤと進展がありそうな終わり方で読後感もスッキリ。『いなか、の、すとーかー』の方は、読んでる最中も怖かったし、最後に受け入れた主人公もちょっと怖い。果穂も砂原も怖いけど、果穂のほうがより怖かった。
読了日:1月5日 著者:綿矢りさ
舞台舞台感想
人間失格の大庭葉蔵のような自意識過剰な主人公の葉太。その葉太がバッグを盗られてからどんどん大胆になっていって、犬を見て浮かれているとき感情移入しすぎて「ヤバイ調子に乗ってる!」と読んでて凄いドキドキした。段々おかしくなっていって、もう読んでられないくらい辛かったけど救いのある終わりで良かった。あと、話とは関係ないけど「どれだけ腹が減ってるんだ」と思われるのが嫌で新横浜を過ぎるまで駅弁が食べれないというのが全く同じで笑っちゃいました。
読了日:1月8日 著者:西加奈子
殺人出産殺人出産感想
『コンビニ人間』を読んで村田さんの他の作品が気になって読んでみました。さすが村田クレイジー沙耶香と言われるだけあって4編全て設定がぶっ飛んでて確かにクレイジーでした。ただ、今の倫理観を外して考えたら確かに合理的な世界なのかも。と納得したり。かなり人を選びそうではありますが、私は凄く気に入りました。癖になるクレイジーっぷり!
読了日:1月10日 著者:村田沙耶香
羊と鋼の森羊と鋼の森感想
初めての宮下奈都さんの作品。ピアノの調律師というあまり馴染みのない職業のお仕事小説。物語が面白いのはもちろん、文章が美しくて説明が多いわけでは無いのに映像がしっかり浮かびました。『羊と鋼の森』というあまりピアノを連想しないタイトルですが、読んでみてなるほどそういうことかと納得。外村君は『頑張ることが出来得る』才能があるのでいつか板取さんみたいな立派な調律師になれることでしょう。
読了日:1月13日 著者:宮下奈都
きれいなシワの作り方~淑女の思春期病きれいなシワの作り方~淑女の思春期病感想
小説を読んだりテレビで拝見して『村田沙耶香』という人に興味を持ったので読んでみました。男の私にはわからない所もありましたが、ほぼ同世代なので年を重ねるごとに健康に気を付けたり、体の変化に戸惑う所などすごく共感できました。そこまで『クレイジー』ではないもののやはりちょっと変わった視点をお持ちの方みたいで、ますます村田沙耶香ファンになったので次に読む作品が楽しみです。
読了日:1月17日 著者:村田沙耶香
人魚の眠る家人魚の眠る家感想
重い話だった。私も両親の選択は多津朗と同じくグロテスクに感じられて受け入れがたいけど、立場が違えばそう考えるかなぁ。本当に難しい。脳死、臓器移植について何も知らなくて、考えるきっかけになったので読んで良かった。初めての東野圭吾さんの作品でしたが、薫子が警察官を呼んだシーンの胸に迫る文章が素晴らしかったし、プロローグ、エピローグも良かった。別の作品も読みたくなりました。
読了日:1月19日 著者:東野圭吾
この本が、世界に存在することに (ダ・ヴィンチ・ブックス)この本が、世界に存在することに (ダ・ヴィンチ・ブックス)感想
本がテーマの短編集。どれも本が愛おしくなるような素敵な話ばかりで、本好きなら絶対楽しめる作品。読書好きなら共感できる台詞がたくさん出てきますが、特にミツザワ書店のおばあちゃんの『だってあんた、開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう』に凄く共感できました。この本が世界に存在してくれて、この本に出会えて良かった!
読了日:1月23日 著者:角田光代
もものかんづめもものかんづめ感想
面白いエッセイの代名詞みたいな『もものかんづめ』存在は知っていても、読んだことがなかったのですが某作家さんがおすすめしていたのでこの機会に読んでみました。みなさんの言われる通り読んでて面白いし、文章が読みやすくて心地いいしで一気に読了しました。他の本と併読して休憩がてら読むのに良さそうなので『さるのこしかけ』『たいのおかしら』はもちろん他にもさくらももこさんのエッセイを積んでおこうかな。
読了日:1月24日 著者:さくらももこ
挫折を経て、猫は丸くなった。: 書き出し小説名作集挫折を経て、猫は丸くなった。: 書き出し小説名作集感想
架空の小説の書き出しを416作品も集めた本。アメトークで光浦靖子さんが勧めていて楽しそうなので読んでみました。文字数は少ないので読もうと思ったらあっという間に読み終わりそうなものですが、書き出しの一行から色々想像してページをめくる手が止まるのでかなり長く楽しめます。妄想好きの方は絶対好きだと思います。是非、お酒を呑みながら読んでみてください。
読了日:1月25日 著者:
小説の読み方~感想が語れる着眼点~ (PHP新書)小説の読み方~感想が語れる着眼点~ (PHP新書)感想
最近小説を読むようになって概ね楽しく読めてはいても、たまに難解で理解できない作品に当たるので読めるようになるヒントを得られればと読んでみました。メカニズムについて考えて読むなんて発想は全く無かったので目から鱗です。でも、こういう読み方をしたらかなり時間かかるだろうな。と思ったら前作で『スローリーディング』を説いているとのこと。順番が逆になりましたが『本の読み方』も読んでみます。
読了日:1月28日 著者:平野啓一郎
さるのこしかけさるのこしかけ感想
『もものかんづめ』を読んで気に入ったのでこちらも読んでみました。今回も素敵な登場人物と残念な体験談が盛りだくさんでたくさん笑って読みました。楽しすぎて別の作品と併読して読もうと思っていたのにページをめくる手が止められなくてほぼ一気読みしてしまいました。次の『たいのおかしら』は大事にちょっとづつ読み進めようと思っていますが・・・。
読了日:1月29日 著者:さくらももこ
たいのおかしらたいのおかしら感想
『もものかんづめ』『さるのこしかけ』に続いてさくらももこさんのエッセイ3作目。今回もたくさん笑って読みましたが、中には『小杉のばばあ』『ミーコの事』『父ヒロシ』などちょっとホロリとする話も。3部作は全て当たりだったのでこれからもさくらももこさんのエッセイを読んでいこうと思います。
読了日:1月31日 著者:さくらももこ

読書メーター


先月は正月休みに特にどこにも出掛けずに家でゴロゴロしていたので、結果的に読書も捗って14冊読めました。
エッセイとか新書とかが多めなので冊数で言うとちょっと盛ってる感もありますけど。

2017 1月に読んだ本

さて、先月の感想やら色々を書いていきます。

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2016年に読んだ本まとめ。

2016年に読んだ本まとめ。

読書メーターに登録してから1月6日現在で537日。
初めて1月1日から12月31日の1年間を迎えたので読書メーターさんがまとめてくれたまとめを載せつつ一年を振り返ってみようと思います。

2016年読書記録 グラフ
まずは前回の記事で書いた通り、10月・11月はゼロで旅行に行った5月も1冊しか読んでないですね。というわけで、目標100冊に対して61冊という体たらくぶり。
でもまぁ、文部科学省によると日本人は年間で平均12,13冊の本を読むらしいいので平均は大幅に越えてるし・・・と言うことでお茶を濁して、昨年読んだ本を振り返ってみます。

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2016年12月に読んだ本まとめ。

2016年12月に読んだ本まとめ。

読書メーターさんがまとめてくれた先月に読んだ本のまとめです。

まず、遅ればせながら明けましておめでとうございます。
もっと頻繁に更新しようと思っているのですが、最近特に書くことも無いのでいつもの読書記録の記事です。
こんなブログでも3年もやっていれば定期的に見に来てくれる方もごく少数いらっしゃるので、今年は記事のハードルを下げるといいますか、今までなら記事にしなかったようなことも書いてもうちょっと更新頻度を上げようかと考えています。
昔はそういう記事も書いていたので、初心にかえるということで。
『毎週○曜日△時更新!』というのも考えたのですが、多分出来なくなると思うので出来ない約束はしないほうがいいと思うので却下で。
不定期更新なのは変わらないのですが、今年もよろしくお願いいたします。


2016年12月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1422ページ
ナイス数:216ナイス

i(アイ)i(アイ)感想
やっぱり西さんは凄い。3.11の時に自分の感じた感情が見事描写されてた。そして、THE YELLOW MONKEYのJAMの“外国で飛行機が墜ちました ニュースキャスターは嬉しそうに「乗客に日本人はいませんでした」僕は何を思えばいいんだろう”という歌詞を思い出しました。上手く感想を書けないけど、とにかく素晴らしい話だった。帯の通り「この世界に絶対に存在しなければならない。」と思う。
読了日:12月12日 著者:西加奈子
あひるあひる感想
書店の『読書芸人で紹介された本の特設コーナー』にあったので何となく手にとって面白そうだったので購入。文章は平易で読みやすいのでサクッと読了。今村さんの本は初めてですが、これはどう読んだらいいのか。怖いのとは違うんだけど、ぞくぞくというかざわざわというか薄ら寒い感じでした。こういう話を読んだのは初めてで、なんだかふわっとした不思議な読後感。こちらあみ子も読んでみようかな。
読了日:12月12日 著者:今村夏子
コンビニ人間コンビニ人間感想
芥川賞受賞作は好きな作品と苦手な作品の差が大きいけど、この作品は大当たりだった。「人間である以上にコンビニ店員」である恵子は確かにムラ社会的な目で見れば白羽の言うとおり狂ってるだろうけど、不本意ながら結構共感出来た。村田さんの本は『しろいろ街の、その骨の体温の』の次で2冊目ですが、独特の視点が気に入ってすっかりファンになりました。
読了日:12月15日 著者:村田沙耶香
阪急電車阪急電車感想
阪急電鉄今津線を舞台にした短編集。各章ごとに変わっていく視点の絡め方が素晴らしい。一章は短い話なので、持ち歩いて空いた時間にちょっとづつ読もうかな?なんて思っていましたが結局家で一気読み。登場人物みんな素敵ですが、私は時江おばあちゃんが大好きで翔子と時江の話が一番のお気に入りです。笑えるし、キュンとするし、スッキリもするし、万人に勧められる楽しい話でした。
読了日:12月18日 著者:有川浩
異類婚姻譚異類婚姻譚感想
表題作である異類婚姻譚。読み始めは仲良し夫婦が段々顔も似てきたような気がして・・・という微笑ましい話なのかと思いましたが、読み進めるうちに段々不思議で不気味な展開に。他の短編3作品も不思議な世界観の話でした。読み終わった感想は「理解できなかった!」文体は読みやすいのですが内容がなかなかに難解でちゃんと読みきれませんでした。読み手の力不足です。いつか読み直したいリスト入り。
読了日:12月21日 著者:本谷有希子
炎上する君炎上する君感想
どの作品をとっても『これぞ西加奈子』という感じの短編集。表題作の『炎上する君』は設定もキャラクターも素敵で楽しく読めましたし『空を待つ』『わたしのお尻』のどこか不安定な感じも『ある風船の落下』の幸せな終わり方も大好きです。『甘い果実』の山崎ナオコーラさんの作品も積読になっているので読んでみたくなりました。
読了日:12月24日 著者:西加奈子
鍵のない夢を見る鍵のない夢を見る感想
辻村深月さんの直木賞受賞作で、犯罪に絡んだ短編5作品。登場人物はみんなちょっと闇を抱えていてどこかがおかしい人ばかりで怖い。どれも読後感は良くなくてもやっとする。題材もあまり好きではない。それでも読んで良かったと思える、不思議な作品。
読了日:12月30日 著者:辻村深月

読書メーター

前回の記事が9月で10月・11月の記事が無いのは文芸書を読んでなかったからです(爆)
ラノベとかたまにブログにも書く神社の本とかビールの本とかは読んでいましたが、そういう本は読書メーターに登録しないルールにしているので0冊扱いです。

というわけで12月からはまた文芸誌も精力的に読みました。

2016 12月に読んだ本

まずは西加奈子さんの新作『i』で勢いをつけて、読書芸人で紹介されていて芥川賞にもノミネートされた『あひる』を。
次に芥川賞を受賞した『コンビニ人間』を読んで、純文学が2作続いたところで次は軽く読める『阪急電車』を。
肩の力が抜けたところで次にまた純文学、こちらも芥川賞受賞作の『異類婚姻譚』を読んだら思った以上に難解で疲れたので休憩に西加奈子さんの短編集『炎上する君』を読んだところで、芥川賞の作品を多く読んだので次に辻村深月さんの直木賞受賞作『鍵のない夢を見る』で合計7冊。

先月は苦手意識のある純文学にチャレンジしてみた月でした。
『コンビニ人間』はかなり分かりやすい作品で楽しく読めた(内容は楽しい内容では無いですが)ものの、『あひる』『異類婚姻譚』は私にはちょっと難解でした。
まだ文学作品なんて読んだこと無い時に何となく読んだ三島由紀夫の『金閣寺』が全然理解できなくて悔しかったので、いつかは再読したいと思っているのですがやっぱり純文学は難しいですね。

さて、ざっくり感想をば。
まず、西加奈子さんの『i』大好きな西さんの作品です。今回もすごかった。私にとってだと、3.11の時の罪悪感とも違うなんだかやり場のない思いが描写されててすごく引き込まれました。
『炎上する君』も西さんワールド全開で最高。余談ですが、この作品はピースの又吉さんが初めて帯を書いた作品です。西さんが「絶対この人は将来たくさん帯を頼まれる人になるから」と頼んだそうですが、さすが先見の明があります。

つぎに今村夏子さんの『あひる』初めて読む作家さんでしたが、ハッキリと悪い事は書いていないのに読んでいるとざわざわ、ぞわぞわする薄ら寒い読後感。すごく惹かれたという事もないのですが、今村さんの他の作品も読みたくなる。不思議な本でした。

そして、自らもコンビニ店員として働く村田沙耶香さんの『コンビニ人間』他の作家さんからは「クレイジー沙耶香」なんて呼ばれてるらしいですが、以前読んだ『しろいろの街の、その骨の体温の』とはちょっと違ったテイストでクレイジーの片鱗が見えました。私は共感した所や気に入った場所に付箋を貼りながら読むのですが、この作品は他人に付箋付けた場所を見られたくないですねw
芥川賞受賞作にしては読みやすいし分かりやすいと思うので、是非読んでほしいです。「これに共感しちゃだめだ!」と思いながらも共感できたりして、自分の嫌な所が見えて気分悪くなれますよ。

次は有川浩さんの『阪急電車』こちらはタイトル通り阪急電車、阪急電鉄今津線を舞台にした連作短編です。上述の通り笑えるし、キュンとするし、スッキリもするし、読後感もいいし、読みやすいしで誰にでも進められる作品です。

次は本谷有希子さんの『異類婚姻譚』こちらは、「純文学」という感じで私にとっては非常に難解で全然読めませんでした。文体は読みやすいのですらすら読めるのですが、どう理解したらいいのかわかりませんでした。芥川賞受賞作なので、素晴らしい作品に違いはないのでしょうが、読み手の力不足でした。いつか再読したいですね~。

最後は辻村深月さんの『鍵のない夢を見る』これは楽しく読める作品ではなくて、ちょっとおかしい人の話ばかりだしテーマもあまり好きではないのですが、読みたくなるし読めちゃうのは辻村さんの筆力のおかげでしょうね。さすが直木賞受賞作といったところでしょうか。辻村さんの作品だと以前読んだ『きのうの影踏み』と雰囲気は近かったです。こういう作品も嫌いでは無いですが、純文学を読んで疲れた後なので『オーダーメイド殺人クラブ』のような話を期待して読んだのでちょっと拍子抜けでした。
今年は今までよりも果敢に純文学にチャレンジしていこうと思います。
現代作家の作品しか興味がありませんでしたが、ちょっとは近代作家の作品も読んでみようかと。
何となく入った古書店で特に買うものがないけどそのまま出るのも・・・というので買ってきた太宰の晩年と川端康成の雪国があるのでとりあえずはこのあたりから読んでみます。

ちなみに、2016年の初めに『一年で100冊読む』という目標を掲げていたのですがどうだったのか?読書メーターで2016年に読んだ本というのもまとめてくれるみたいなのでそちらの記事もまた書こうと思います。
10月・11月に読んでない時点で結果は見えていますが・・・。

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2016年9月に読んだ本まとめ。

2016年9月に読んだ本まとめ。

読書メーターさんがまとめてくれた先月に読んだ本のまとめです。
2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1643ページ
ナイス数:118ナイス

白いしるし白いしるし感想
恋愛物だと知っていて読みましたが、まさかこんなに全力の恋の話とは。ここまで全身全霊をかけた恋、自分はしたこと無いしすることも無いだろうな。西さんの作品はどれも「生きる」という事を強く意識されられて大好き。
読了日:9月11日 著者:西加奈子
天国旅行天国旅行感想
心中がテーマの短編7作品。どうやったって暗い話ばかりだろうと思って読んだら『初盆の客』のようなほっこりする話もあったりして、さすが三浦しをんさんという感じ。私は『遺言』と『星くずドライブ』が気に入りました。 
読了日:9月17日 著者:三浦しをん
永遠の0 (ゼロ)永遠の0 (ゼロ)感想
百田尚樹さんの作品は初です。戦争、神風特攻隊の話なので読んでいて辛くなるところもありますが、12章で明かされる真実に号泣。戦争という極限状態を通して命の大切さや愛を説いている素晴らしい小説でした。映画とドラマの方も是非見てみたいです。
読了日:9月22日 著者:百田尚樹
偉大なる、しゅららぼん偉大なる、しゅららぼん感想
ホルモー、六景、鹿男に続いて4冊目の万城目さんの本。『しゅららぼん』ホルモーもそうでしたが、よくこんなものを思いつくなと。今回も万城目ワールド全開でファンタジーは若干苦手な私も物語の世界に入り込んでからは一気に読み進めました。どのキャラも素敵ですが、最初は気に入らなかった棗がカッコ良すぎでした。
読了日:9月29日 著者:万城目学
私にふさわしいホテル私にふさわしいホテル感想
柚木麻子さんの本はナイルパーチの女子会に続いて2冊目。新人作家が手段を選ばず文壇をのし上がっていくという作品ですが、主人公、編集者、ライバル作家等それぞれの視点で話が進んでいくのでテンポよく読めて一気に読了。一言で感想を言うと『陳腐でダサい』ですがナイルパーチの時と同じく「女は怖い」です。
読了日:9月30日 著者:柚木麻子

読書メーター
今月読んだ本は5冊。先月は「読書の秋だから来月は読書に励む」的な事を書いておきながらのこの体たらく。まぁ、無理して読むものでもないし・・・と自分に言い訳をしてから今月に読んだ本の感想をば。

今月読んだ本の中で一番のお気に入りは百田尚樹さんの『永遠の0』です。
神風特攻隊で亡くなった祖父の事を孫である主人公と姉が当時を知る人を訪ねて調べていくという話です。色々な人と会っていく度に祖父の人物像が浮かび上がっていって、12章で明かされる真実に驚愕&号泣です。
タイトルから戦争や神風特攻隊の美化された話では?という印象を受けますが、意外とそうでもなくて命の大切さ、愛を説いている小説でした。
読みやすいのであまり本を読まないと言う人にも是非読んで欲しい本です。

次のお気に入りは三浦しをんさんの『天国旅行』
しをんさんの作品は『舟を編む』『星間商事株式会社社史編纂室』『神去なあなあ日常』等のお仕事小説もあれば『光』みたいなちょっと暗い話があったり、ドタバタコメディ的な『まほろ駅前シリーズ』があったりと幅広いですが、これは今までに読んだ作品ともちょっと違う作品でした。
テーマが心中の短編7作品ですが、テーマがテーマなのでどうやっても暗い、重い話になりそうなものがしをんさんの手にかかるとこうも色々な話になるのかと感心。ますます三浦しをんファンになりました。

ファンと言えば私は西加奈子さんの大ファンですが、西さんの『白いしるし』は相変わらず素敵な話でした。
ただ、西さんの作品は大好きなのですが感想を書こうとすると全然書けないんです。「息もつかせぬ手に汗握る」ような展開も「最終章で明かされる驚愕の真実」みたいなこともないので。ただただ読んでいて楽しいんです。文章のテンポがいいというか・・・ずっと読んでいたくなります。とにかく大好きな西作品はエッセイの『ミッキーたくまし』以外全部揃えていて、一気に読まずにちょっとづつ読んでいるのですがストックがあと3冊しか無くなりました。まく子が出たばかりなので新刊はまだまだでしょうが積んであるのも読みたいしで悩ましいです。

次は柚木麻子さんの『私にふさわしいホテル』
読書メーターの感想通り、前に読んだ『ナイルパーチの女子会』が怖すぎたので怖いもの見たさ的に買ってみた柚木麻子さんの本です。今回はそんなに怖い感じでも無いなと読み進めていったら最終章で・・・。う~ん女は怖い。2冊読んで2冊とも気に入ったので早速3冊ほど購入しました。積ん読がどんどん増えていく。

最後は万城目学さんの『偉大なる、しゅららぼん』
ファンタジーにちょっと苦手意識がある私でも楽しめるファンタジーでした。けど、ちょっと長くて読むのに時間がかかってしまいました。物語の世界に入り込んでからはいいのですが、世界観を掴むまで読み進めるのが大変でした。話も『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』の方が好きかなぁ。万城目さんの本は『とっぴんぱらりの風太郎』が積んでありますが、700ページ超えの大長編なのでちょっと読むのが億劫になってしまいました。読むのはだいぶ先になるかな。
今月読んだのはこの5冊でした。
「読書の秋」ということで最近は読書熱が高まって読書ばかりしている…のでははく、本を買いまくっていますw11冊買ってあと1冊予約しているので来月末くらいに到着予定。
積ん読が増えるばかりなのでどんどん読んでいこうと思います。

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ジャンル : 小説・文学

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