2017年10月に読んだ本まとめ。

2017年10月に読んだ本まとめ。

10月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1112
ナイス数:88

地下の鳩地下の鳩感想
大阪の夜の世界が舞台の話。退廃的で猥雑な感じで今まで読んだ西さんの作品とは雰囲気が違いました。西作品なのでやっぱりキャラクターはみんな素敵で、吉田の40過ぎてもイキってる痛い感じとか変な自意識は読んでるとイライラするしモヤモヤします。サラバ!の圷歩とか、舞台の葉太みたいな「こいつに共感しちゃダメだ」と思うような人物に強烈に共感してしまうこの感じが大好きです。後半はスピンオフで表題作にも出てくるオカマのミミィの話で、話も面白いし上手く表題作を引き立てているし流石西さん。
読了日:10月12日 著者:西 加奈子
クラウドガールクラウドガール感想
金原ひとみさんの作品は蛇にピアスに続いて2作目。蛇にピアスと同じ独特の空気感で、文章は読みやすいので淡々と最後まで読んでみましたが、よく分からなかった!読めるようになりたい!
読了日:10月15日 著者:金原ひとみ
哲学者かく笑えり哲学者かく笑えり感想
いつも通りの屁理屈&皮肉満載エッセイ集。森見登美彦さんの『恋文の技術』を思わせる『滞英往復書簡録』での佐藤悦久さんとの応酬が特に面白かった。箸休めのエッセイとしては最高なので次の『人間は笑う葦である』も楽しみ。
読了日:10月18日 著者:土屋 賢二
世界地図の下書き世界地図の下書き感想
様々な事情で児童養護施設に暮らす小学生の男の子が主人公の話。高校卒業と共に施設を去ってしまう佐織里の為に同じ施設の美保子と、淳也、麻利の兄妹とランタンを飛ばす蛍祭りを復活させようと『アリサ作戦』を画策する。作戦が成功したからこそ皆の決意が固まってバラバラになってしまうというのは切ないけど、安易なハッピーエンドで全部が丸く収まるのではないのは好みで良かった。いじめや嫌な事からは最悪逃げてもいいという意見にも同意。読了してから改めて見ると装画の素晴らしいこと。さすが近藤勝也さん。
読了日:10月22日 著者:朝井 リョウ
沖で待つ沖で待つ感想
絲山秋子さんの芥川賞受賞作ということで読んでみました。“楽しいのに不思議と恋愛には発展しねえ”会社の同期及川と太っちゃんの話。淡々と物語が進んでいって読みやすい作品ですが、この2人の雰囲気とか空気が何かに似てると思ったら『逃亡くそたわけ』の花ちゃんとなごやんだ!あの2人も好きだったし、一緒に収録されている『勤労感謝の日』の恭子の歯に衣着せぬ物言いも好き。こんな素敵な作品を書く絲山さんの作品がもっと読みたくなりました。
読了日:10月25日 著者:絲山 秋子

読書メーター

読書記録 2017 10月

先月読んだのはこの5冊。

西加奈子さんの作品は全て持っていますが好きなものを最後のとっておくタイプなので一気に全部読まずにちょっとづつ読んでいます。
久しぶりに読んだ西作品はやっぱり面白かった。読書メーターの感想通りいつもの西作品とは雰囲気が違うけどやっぱり好きだった。
文芸書を読むようになったのは最近でやっと200冊読んだばかりのひよっ子ですが自分は『自意識の話が好き』ということが分かりました。西さんの作品の登場人物はそんな自分にハマるんですよねぇ。
今になって思えば火花が話題になったから読んでみて文芸書に興味を持って、次に読む本をアメトークの読書芸人で又吉さんが勧めていた『漁港の肉子ちゃん』にしたからこんなに小説が好きになったと思います。安易に「芥川賞受賞作とかがいいかな」なんて(私にとって)難解な本を選んでいたら「う~ん。やっぱり小説はいいや」となっていたかもしれません。
私に小説の素晴らしさを教えてくれた又吉さんと西さんには感謝しかありません。
これから読みたい本も山ほどあるのでまた、素敵な本に出会えればいいなと思います。(そのくせ読むペースが遅いですがw)
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2017年9月に読んだ本まとめ。

2017年9月に読んだ本まとめ。

9月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2556
ナイス数:259

本屋さんのダイアナ本屋さんのダイアナ感想
キャバクラで働いている派手な母と2人暮らしのダイアナと編集者の父と落ち着いて家庭的な母と暮らす彩子の小学3年生から22歳までの成長の物語。柚木さんの書く少女の話だからもちろん面白かった!無い物ねだりで隣の芝生が必要以上に青く見えるのは自分も子供の頃あったなぁ。再会した『自分の呪いを自分で解けた』2人はきっとまた昔のように仲良くなれるでしょうし、武田くんを素直に見つめられるでしょう。ダブルヒロイン小説とのことですが、私的にはティアラも入れてトリプルヒロイン小説でした。
読了日:09月02日 著者:柚木 麻子
朝が来る朝が来る感想
不妊治療の末妊娠を諦めた夫婦と、望まない妊娠をした中学生の特別養子縁組の話。重い話だし、辛くなるところもありましたが、続きの気になる展開で飽きさせないので一気に読めたし面白かったです。これは希望のある終わりなのかな?その後が気になる終わり方でした。ひかりにもう少しの勇気があればもっと違った未来になっただろうから辛い。
読了日:09月04日 著者:辻村 深月
星の子星の子感想
病弱だった主人公、ちひろの原因不明の湿疹を治すために父親の同僚から「金星のめぐみ」という水を分けてもらったら湿疹が治ったことから両親が新興宗教にハマっていって…という話。読み始めはちひろが宗教を信じる親と仲違いになっていくのかと思ったらそうでもなく、かと言って両親のように盲目的に信じているわけでもなくて。ラストで3人同時に流れ星が見られないのはそういうことなのかな?いまいちちゃんと読めた感じがしないですが、やっぱり今村さんの本は読んでてぞわぞわする感じが好きです。
読了日:09月04日 著者:今村夏子
マウスマウス感想
他人の目を気にしすぎて人に嫌われないように演技を続ける主人公の律と、「人間はみんな攻撃してくるライオンに見え」て、世の中に適応するためにくるみ割り人形の「マリー」を演じる瀬里奈の2人の友情の話。村田さんの作品なのでどんな展開になるのかドキドキして読みましたが、クレイジー成分は薄め。正反対に見えるけど、奥底では似た2人の友情にほっこりしました。
読了日:09月05日 著者:村田 沙耶香
かわいそうだね?かわいそうだね?感想
表題作の『かわいそうだね?』の方は元カノが生活に困っているからって一緒に住まわせる隆大にも、彼女がいることを知ってて隆大に甘えるアキヨにも、「二人とも海外の生活が長いから文化の違いなんだ」と自分を騙して無理矢理納得する樹理恵にもイライラして読んだけど、最後の樹理恵のブチギレっぷりで全部さっぱり。『亜美ちゃんは美人』の方は、誰からも好かれる美人の亜美ちゃんは自分を好きでない人にしか惹かれない。それで崇志みたいなダメ男にひっかかったわけだけど、この先二人は苦労するだろうなぁ。
読了日:09月10日 著者:綿矢 りさ
ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険~)ねじまき片想い (~おもちゃプランナー・宝子の冒険~)感想
おもちゃ会社のプランナーで、仕事は出来るけど恋愛関係は経験が無くてファンシーな少女趣味の富田宝子の恋愛の物語にお仕事小説とミステリ要素が混ざった作品。宝子はそれ以外は十分魅力的なのにこじらせた片思いは読んでて焦れったいしもどかしかったけど、章ごとのちょっとしたミステリー要素で飽きずに読めた。もちろん西島と上手くいってほしいものの、このまま付き合っても絶対いい未来はないだろうと読み進めたら、ラストの吹っ切れっぷりで今までのもやもやがサッパリ解決。あの宝子なら“心と心で噛み合”って付き合えるでしょう。
読了日:09月14日 著者:柚木 麻子
武道館武道館感想
ラジオでもよくアイドルの話をしている朝井さんのアイドルがテーマの作品。アイドルである少女の苦悩や葛藤が書かれていてそこももちろん面白いですが、所々でネットでの個人攻撃を痛烈に批判してたり一部のアイドルファンを揶揄するような朝井節が読んでいて気持ちよかったです。朝井さんの本は桐島~、何者に続いて3作目で、(朝井さんには申し訳ないですが)正直小説作品よりエッセイやラジオの方が好きでしたが、この作品を読んで小説ももっと読んでみようと思いました。
読了日:09月17日 著者:朝井 リョウ
吉原手引草吉原手引草感想
江戸の吉原遊郭で葛城という花魁が失踪した事件を追っていく物語。一章ごとに内儀、見世番、番頭…と語り手が変わっていって徐々に謎が解けて物語が進んでいきます。タイトルに『手引書』とあるからガイドブック的なものだろうと予想はつきましたが、物語を読んでいたら自然と知識が身につくようになっているのは見事でした。直木賞受賞も納得でありんす。
読了日:09月23日 著者:松井 今朝子
劇場劇場感想
沙希ちゃんはめっちゃいい娘なのに永田がクズ過ぎてイライラした。でも根っからのクズでもなくて自意識過剰で不器用なだけで、その辺はもどかしくもあったけど沙希ちゃんはそんな永田に惹かれたんだからどうやっても上手くはいかない2人なんだろうなぁ。個人的には火花より読みやすいし好きでした。次は又吉さん本人と離れたテーマの作品が読みたい!
読了日:09月25日 著者:又吉 直樹
ざらざらざらざら感想
以前読んだパスタマシーンの幽霊が気に入ってまた川上さんの短編を読んでみました。どれもとても短い話で、私は一気に読んでしまいましたが1つの話を読んでから余韻に浸ってまた次の話を読むという読み方が合っている気がします。表題作である「ざらざら」はもちろん、「月火水木金土日」「椰子の実」が特に気に入りました。
読了日:09月30日 著者:川上 弘美

読書メーター

読書記録 2017 9月
もう11月になってしまいましたが、9月に読んだ本はこちらの10冊。

9月は今までも好きだった柚木麻子さんの作品を2作読みました。やっぱりどちらの作品もとても気に入って、これだけ当たりばっかの作家さんならもう全部読もう!ということで柚木さんの作品を全て揃えました。結果柚木さんの作品だけで積読が9冊増えましたが、読むのがとても楽しみです。
全作読もう!となった作家さんは西加奈子さん、森見登美彦さん、綿矢りささんに続いて4人目です。

9月に読んだ本で一番のお気に入りは又吉さんの『劇場』ですね。主人公永田の拗らせた強烈な自意識が読んでいて腹が立つし、もどかしいし、共感出来るところもある。心の奥底をかき回される感じは読んでいて心地よかったです。火花も劇場も良かったので3作目にもすごく期待しています。

9月には嬉しい発見がありまして、史上最年少で直木賞を受賞した朝井リョウさん。エッセイとラジオでの朝井さんは好きなんですが、今まで読んだ作品の『何者』と『桐島、部活やめるってよ』はそこまで好きじゃなかったんですね。それから朝井さんの作品は読んでいませんでしたが、ハロプロ好きな朝井さんが書いたアイドルの本という事で読んだ武道館がすごく気に入りました。アイドルというテーマでこんなに書ける作家は他にいないでしょう。直木賞受賞の実力があるんだから文章やプロットの上手さは文句ナシですし。これを読んでから朝井さんの作品がもっと読みたくなって、数冊購入しました。
9月に読んだ本は10冊で、何故か読書が捗った月でした。
10月もこの調子で!といきたい所ですが、これを書いているのは11月なので10月はあまり読めなかった事が分かっています。

無理に読んだ本全てに感想を書こうとするとつい億劫になってブログを書かなくなってしまうのでこれからは特に書くことが無ければ書かないことにします。感想は読書メーターの方に書いていますから。
まぁ、アクセス記録を見ると読書関係の記事は全然読まれていないのでどうでもいいのかもしれませんが。

トリッカーズのブーツのオールソール交換をしました。

トリッカーズのブーツのオールソール交換をしました。

9月も終わりになって過ごしやすくなってきたので「よし!週末は今シーズン初ブーツで出かけよう!」と箱から出したら、前シーズンの終わりにソールに穴が開いたのに「修理は来シーズンでいいか」とそのまましまったのを思い出しました。
まだ小さな穴だったので履けなくはないですが、悪化する前に修理することにしました。

トリッカーズ オールソール 01
愛用のトリッカーズのカントリーブーツ。2012年の11月に買って、それ以来5年近くブーツの季節の週末はほとんどこのブーツを履いて出掛けています。よく履いていますが、その分丁寧に手入れしているのでアッパーはまだまだ綺麗です。

トリッカーズ オールソール 02
2014年の12月に交換してもらったトップリフトもここまで減りました。
このトップリフトがダメになった時がオールソールのタイミングかなぁ。なんて思っていましたが少し早めにソールの寿命が尽きました。

トリッカーズ オールソール 04
この通り右足親指付近に小さな穴が開いてしまいました。靴の修理屋さんのブログを見るともっとひどい状態で持ち込まれることも多いみたいなのでまだ履けそうですが、どのみち今シーズンで修理をしないといけないでしょうからこのタイミングでバシッと修理してから履こうと思います。

トリッカーズ オールソール 03
左足はまだ穴こそ空いていませんが、指で押すとかなり薄くなっています。購入直後に付けたつま先スチールもかなりすり減っていますね。
放置しても当然悪くなるばかりなので、修理してもらいにいつものRISH名古屋さんへ!
ということで、修理に出した靴が帰ってきました。
帰ってくるまでの2週間、待ち遠しすぎて新しい靴を買ったくらいに楽しみでした。

トリッカーズ オールソール 06
この通りピカピカになって帰ってきました。
コンビニで、駅で、ゲーマーズのレジ前(何故かすごく滑る)で転びそうになる度に「次はダイナイトかな」と思っていましたが、やっぱり好きなのでレザーソールにしました。
純正のレモンティソールも悪くないですがせっかくだから気分を変えて他の素材にしようとサンプルをいくつか見せてもらいました。返りがいいという素材にちょっと惹かれましたがダブルソールだとあまり変わらないだろうということでちょっと色が違うものに決めて、トップリフトは以前と同じダブテイルでつま先スチールの取り付けをお願いしたのとダブルソールなのでミッドソールも交換です。
こうやって綺麗になったのを見てみると純正と同じように飾り釘を打ってもらっても良かったかも。と思わなくもないですね。

トリッカーズ オールソール 05
この機会にソール用のお手入れグッズも揃えました。
一番左はいつも使っているステインリムーバー。アッパー用に別のクリーナーを買ったのでこちらはソール用になりました。真ん中はエム・モゥブレィのソールモイスチャライザー以前使っていたタピールのレザーソールオイルが無くなったのでこちらを選んでみました。レザーソールオイルは刷毛で塗っていましたが“布かブラシで”とあったのでソール専用のペネトレイトブラシも購入。
おまじない程度に、少しでも返りが良くなるように下ろす前に塗っておきました。

トリッカーズ オールソール 07
最後に今回かかった費用はこちら。税込み22,680円でした。10,000円以上は送料無料とのことだったのでこちらが合計金額です。
(スチールは付いているものと伝票に記載されているものが違いますが、トリッカーズに合うものが無かったそうなので以前と同じ物にしてもらいました。)
“トリッカーズ オールソール”で検索するとサジェストで“トリッカーズ オールソール 価格”と出てくるのですがハッキリ値段が載っているところが無かったので載せてみました。
さて、この価格を見てどうでしょう?靴好きな人なら「そんなもんでしょ」という値段ですし、私もその価値があると思っているので修理をしているわけですが、そうでない人なら「新しいの買えるじゃん!」という値段です。

「良い靴を買って修理して履けば長く履けるから結果的にコスパが良い」的な意見もありますが、私は必ずしもそうでもないかなぁ。なんて思います。今の御時世、外見が似たような靴なら5,000円程度で買えますからね。
2017年10月12日現在でトリッカーズのカントリーブーツが実売50,000~60,000円なのでそういう靴なら10~12足買えます。1年しかもたなかったとしても10年以上分はあるし途中で4足は買えるだけの修理代がかかるんですから。
なので「靴底が減ったりしたら新品を買う」という考えも十分アリだと思います。

コスパの面で見たら微妙かもしれませんが、私の考え方は「あの時もこの靴だったなぁ」と靴との思い出を作って靴と年を重ねていければと思っているのでこれからも適度なメンテナンスと修理をして履き続けようと思います。

2017年8月に読んだ本まとめ。

2017年8月に読んだ本まとめ。

8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1333
ナイス数:123

あなたが消えた夜にあなたが消えた夜に感想
最初は殺人事件を追う刑事の話なのでミステリーなのかな?と思って読み進めたら最後の方の人間の内側の狂気を書かれていて、他の中村文則さんの作品同様のめり込んで読みました。ただ、前半はやたらに多い登場人物が色々な関わり方をしていてメモをとりながら読んだので疲れた!ひたすら暗い、重い話になりそうなところでほんわかしてるけど実は頭が良くて鋭い小橋さんが可愛くていいバランスでした。
読了日:08月13日 著者:中村文則
こちらあみ子こちらあみ子感想
今村さんの『あひる』を読んで気に入ったのでこちらも読んでみました。発達障害の少女あみ子の幼少期から中学生までを書いた作品ですが、あみ子と周囲の関係の変化がリアルで読んでて辛くなる所があった。あひるの時と同様、ざわざわというか、ぞわぞわというか、そんな感覚のまま読み終わりました。
読了日:08月20日 著者:今村 夏子
ホテルローヤルホテルローヤル感想
初めての桜木紫乃さんの作品。直木賞受賞作の本作から読んでみました。廃業したラブホテル『ローヤル』にまつわる7本の連作短編。読み進めるにつれて現在から過去に戻っていくのですが、1つの話の終わりで希望の見える終わり方をしていても前の話で未来が語られているから辛かったです。どれも仄暗い、切ない話で特に『せんせぇ』と『星を見ていた』は読んでてちょっと辛くなりました。
読了日:08月26日 著者:桜木 紫乃
パーマネント神喜劇パーマネント神喜劇感想
縁結びの神様が主人公の話。この神様がノリが軽すぎていい加減だし、出世の為にズルはするし、そのくせ小心者という実に日本の神様らしい人間臭さでキャラが最高。そして、たまに見せる『神様としての矜持』にグッときます。万城目さんの書くファンタジーはやっぱり面白い!
読了日:08月28日 著者:万城目 学
よるのばけものよるのばけもの感想
クラス内でのいじめに積極的に加担はしないけど自分もいじめられるのが怖いから流されている少年が主人公という、スクールカーストの話。これだけだとよくある話だけど、この少年の設定が面白い!いじめがテーマだからどうしたって読後感は良くないけど、最後にあっちーのとった行動にはちょっと感動した。欲を言えば矢野さんと緑川の過去とか笠井の真の姿が詳しく知りたかった。スピンオフとかで読みたい!
読了日:08月31日 著者:住野 よる

読書メーター

読書記録 2017 8月
8月に読んだ本は5冊でした。

まずは中村文則さんの『あなたが消えた夜に』ですが、文則さんの本はとにかく疲れる!のってきて小説の世界に入りすぎると変な思考になるというか、狂っているとか正常とかがよく分からなくなってきて変なのめり込み方になるんですよね。どれも正直あまり好きではない話だし、難しくて理解出来ない事も多いのに何故か気になる作家さんです。先日、本屋さんで新刊が出ているのを見て、どうせまた疲れる本ナんだろうなと思いつつも即購入しました。

次は今村夏子さんの『こちらあみ子』。以前読んだ『あひる』が気に入ったのでかなり前の読書芸人で又吉直樹さんが紹介していたこちらを読んでみました。『あひる』とは全然違う話なのに読んでいる時の感じが同じでぞわぞわして落ち着かないのが気持ちいいような、変な感じでした。

次の『ホテルローヤル』は過去の直木賞作品を読んでみようと検索して気になったこちらを読んでみました。廃業したラブホテルの話なので「読んでて楽しいし、ラストは文句のないハッピーエンド」なんかになるわけはないですが、それにしても暗い、作品を通してじめーっとしている感じがあまり得意ではありませんでした。落ち込んでる時に読んだらとことん落ち込みそうです。

次は万城目学さんの『パーマネント神喜劇』です。『ホテルローヤル』があまりに暗い話だったので、万城目さんが書いた神様が主人公のファンタジーなら楽しく読めるだろうと期待して読んだら期待以上に面白かったです。万城目さんの本は6冊目で、どれも現実にありえない話なのにリアルというか。キャラも最高でした。『神様の御用人』とか『つくもがみは青春をもてなさんと欲す』とか神様が主人公の話が大好きな私はとても気に入りました。

最後は住野よるさんの『よるのばけもの』住野さんの作品は『君の膵臓をたべたい』に続いて2作目です。いじめがテーマの話で、主人公は積極的にいじめには加担しないけど自分がいじめられたくないから傍観者に徹するというタイプで、夜の学校でたまたまいじめられている女の子と出会うのですが、会う時の設定が面白い!その設定のお陰でありがちなスクールカーストの話というだけではなくなっています。これは住野さんの3作目の作品でこの作品の前に『また、同じ夢を見ていた』 と、この作品の後に『か「」く「」し「」ご「」と「』という2冊が刊行されていて、この本が気に入ったので持っていない2冊も買いました。
8月は連休で時間はあったはずなのに、昼間はコスサミの写真を現像とレタッチして夜は飲みに行って・・・という感じだったのであまり本が読めませんでした。
娯楽で読んでいる物でノルマがあるわけではないですが、やっぱり数が少ないと「もっと読みたい!」と思います。
これを書いている今はもう10月なので『読書の秋』ということで読書に励みます。

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

2017年7月に読んだ本まとめ。

2017年7月に読んだ本まとめ。

7月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1141
ナイス数:65

BUTTERBUTTER感想
柚木さんの長編ということでどんな話かワクワクして読んだら、今までの作品とは毛色の違うちょっと重めの話でした。読み終わって、タイトルを付けるとしたら間違いなく『バター』というくらい、バターの使い方が上手い。直木賞候補も納得です。ただ、どうせ直木賞受賞するなら中高生女子の話で取ってほしいな。なんて思います。そして、柚木さんの書く料理の描写はすごく食欲をそそる!
読了日:07月07日 著者:柚木 麻子
消滅世界消滅世界感想
今の価値観とは全然違う『夫婦間のセックスは近親相姦』という世界の話。初めのうちは「こういう世界も考えようによってはありかも」なんて思ってましたが、『実験都市』に引っ越してからは一気に気持ち悪いし、怖い。不気味な展開に。クレイジー村田沙耶香にしか書けないであろう素晴らしい作品でした。
読了日:07月21日 著者:村田 沙耶香
イキルキスイキルキス感想
考えがまとまらなくて頭の中がぐちゃぐちゃな時の状態をそのまま言語化したような勢いとスピードが癖になる作品でした。内容もぶっ飛んでるし、下品な言葉遣い、描写があるから人を選びそうではあるけど、ハマればこれ以上なくハマる作家さんだと思います。短編3作品が収録されていますが、表題作の『イキルキス』が一番好きかな。『鼻クソご飯』まではついていけましたが『パッキャラ魔道』はちょっとぶっ飛び過ぎてて理解不能でした。
読了日:07月29日 著者:舞城 王太郎
恋愛の解体と北区の滅亡恋愛の解体と北区の滅亡感想
何で知ったのかは忘れたけどタイトルに惹かれて買った作品。初めての前田司郎さんの作品です。表題作と『ウンコに代わる次世代排泄物ファナモ』(このタイトルもすごい!)の2編。『恋愛の~』を読んだ感想は、ざっくり言うと「理解しやすい町田康」みたいな感じでした。ひとつの文章が長くて、読みやすくはないけど読みたくなる。そんな文体で私好みです。『ファナモ』の方はさぞかしブッ飛んでるだろうと思いきや、30ページ弱で短く綺麗にまとまった恋愛の話で、かなり好きかも。また気になる作家さんが増えました。
読了日:07月31日 著者:前田 司郎

読書メーター

7月に読んだ本は上の4冊でした。読了日を見てみれば分かる通り、月末になって慌てて2冊読んでどうにか4冊という感じですね。

柚木麻子さんの『BUTTER』を読むのに時間がかかり過ぎて4冊というところもあります。Xperia XZPに機種変した時にdocomoショップで読んでいたので1ヶ月以上かかっていることになりますね。
面白くないわけではなかったのですが、今まで読んできた柚木さんの作品と違ってちょっと刺さらなかった感じです。ただの好みですね。バターを使った料理の描写は流石に素晴らしかったです。作中にあった「エシレのバターでバター醤油ご飯」が食べてみたくてわざわざ成城石井でエシレのバターを買ってくるくらい素晴らしい描写でしたw

村田沙耶香さんの『消滅世界』は読書メーターの感想に書いた通り『夫婦間のセックスは近親相姦』という世界の話です。この作品に限らず村田作品はそれだけ聞くと「えっ?」と思うけど、しっかり考えてみるとところどころ「確かにその方がいいかも」なんて考えさせられる所が心地いいというか楽しいというか。違う価値観ですごいボールを投げられる感じが大好きです。

ぶっ飛んだ村田沙耶香さんの作品を読んだ次にまたぶっ飛んだ作品を読もうと舞城王太郎さんの『イキルキス』を読みました。
やっぱり舞城さんの文章の勢いの良さとぶっ飛び具合は気持ちいいです。ハッキリ言って、言いたいことが全然分からないですけど、ただただ読んでいて心地いい。優れた絵画はそのバックグラウンドを知らなくても素晴らしいと思えるみたいな物でしょうか。ちょっと違うか?とにかく訳がわからないけど面白いです。

月末になって記録を伸ばしたかったので積読の中からページの少ない物をを読もうと選んだのが前田司郎さんの『恋愛の解体と北区の滅亡』です。
初めての前田司郎さんの作品で、舞城王太郎とか町田康みたいな訳が分からなくて理解出来ない話でした。ただ、芥川賞受賞作で意味が分からなかった異類婚姻譚とか乳と卵みたいに読んでて疲れるような意味の分からなさじゃなくて、書いてある事は理解できるけど意味が分からないというか。とにかく、読んでいて楽しい作品でした。訳わかんないですけど。
読書記録 2017 7月

8月中に7月の読書記録の記事を書き終わるはずだったのですが、9月になってしまいました。
8月は新しい事を始めたのでその勉強や、連休で遊んでたりで全然読書が進みませんでした。
もうこの時点で年間100冊は無理なので諦めてのんびり時間のある時に読んでいく感じでいきます。

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

コスサミの為に用意した物いろいろ。

コスサミの為に用意した物いろいろ。

先日の記事に書いた通り、世界コスプレサミット2017に行ってきました。
初めてのちゃんとしたポートレート撮影ということいろいろ用意したものがあるのでそれらの事を書こうと思います。

影とりJUMBO 01
まずひとつめは影とりJUMBO です。ディフューザーですね。
ポートレート撮影だからストロボは欲しい。でも直射すると強すぎる影が出来てしまう。それならとバウンス(天井等に光を反射させること)させるとキャッチライト(目に入るストロボ等の光)が無くなってしまうし、屋外で使えない。ということで、ストロボの光を柔らかくする為の商品です。色々な形状の物がありますが、初めてのポートレートなので持ち運びやすそうなこちらを選びました。

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ジャンル : ライフ

世界コスプレサミット2017に行ってきました。

世界コスプレサミット2017に行ってきました。

毎年夏に名古屋で開催されている世界コスプレサミットというイベント。去年も行ったのですが、その時に「来年はもうちょっとちゃんと撮りに来ようかな」思ったのでしっかり準備して撮影に行ってきました。

ポートレート撮影は、まだミラーレスを使っていた時に1回と去年のコスサミで撮ったことがあるだけで今回が3回目ですが、ちゃんと撮ろうと思って撮るのは今回が初めてです。そもそも写真が下手なのに初めてのポートレート撮影で下手な写真ですが、せっかく撮ってきたのでブログに載せていこうと思います。

コスプレイヤーの皆様、暑い中撮影させて頂いてありがとうございました。そして、ブログの掲載許可ありがとうございます。
ブログでは1枚づつ載せていますが、Twitterから連絡頂ければデータをお渡しします。
(プレートの撮影漏れ等でお名前が不明な方は???さんとさせて頂いております。)

WCC 2017 01
キセさん/初音ミク

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テーマ : アニメ・コミック
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プロフィール

第四純愛丸

管理人:第四純愛丸
愛知県の片隅でアニメ見たりラノベとか同人誌読んだりビール飲んだり音楽聴いたりしてます。
買ったもののレビューやら思ったことをつらつら書いてます。

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